ピコ太郎がYouTubeの動画で世界を驚かせたように、7年前フランス・パリを中心に活躍した日本人音楽ユニット「レ・ロマネスク」をご存じだろうか。写真左が男性ヴォーカルのTOBI(トビー)写真右がダンスを踊る女性MIYA(ミーヤ)という日本人の男女デュオである。ブレークしたキッカケはフランスの新人タレントを発掘するテレビ人気番組に出演した動画がYouTubeに投稿され再生回数がフランス国内で第1位、世界中でも第4位を記録して一躍世界中の人気者になったのである。その後世界10カ国32の都市でライブを行うなど文字通り世界を股にかけてグローバルな音楽活動を行ったが世界的なブームはわずか2年で下火になり5年前に日本へと帰国、日本でのブーム再来に向けて今なお2人は活動中である。「レ・ロマネスク」と言っても日本では知らない人がほとんどであり、ピコ太郎ブームに合わせて2人は過去形で語られるに過ぎないが、その2年間の海外での足跡を振り返ると、日本人の音楽ユニットが世界中で10年20年と長い人気を保ち続ける事がいかに難しいかを考えさせられてしまう。それは何故なのか、どうすれば世界的なメジャーなミュージシヤンにまで辿りつけるのか、ピコ太郎は「レ・ロマネスク」の世界中で沸き起こったブームがわずか2年で下火になってしまった理由が何なのかをしっかり学び取って、ぜひ長続きする世界的なエンターテナーを目指してほしいと思うのだが、期待し過ぎだろうか。