来年春に開催されるワールドベースボールクラシックに向けて日本で現在開催中の国際強化試合。昨日の侍ジャパン対オランダ戦で、6番DHで出場した大谷翔平が特大のホームランを放った。MLBサンフランシスコ・ジャイアンツの打撃コーチでもある敵将のミューレンス監督は、大谷が打ったのを目の当りにして「彼はエリートだ」と感想を漏らしたという。エリートとは日本語に訳せば選ばれた人物だか、こういう場面でホームランを打てる大谷を見て文字通りこの男が「神様に選ばれた人物」に見えたのだろう。現代風のコトバで表現すればエリートとは「神ってる人物」ということになるだろうか。また、その前日のメキシコ戦では、敵将であるエドガー監督が「いいアスリートというのは知っていたが、実際に走っている姿を見て驚いた。あんなにスピードがあるとは」と驚嘆したという。国際試合という大舞台で特大のホームランやスピーディな走塁など、その才能を見せつけることができる大谷翔平は本物の国際的なスター選手といえるだろう。ここぞという好機に特大ホームランを放って見せ、それもMLBのコーチや各国の監督達の目の前でという点が素晴らしい。彼はMLB30球団がこぞって獲得に動くだろうというアメリカのスポーツ紙の予想通り今回の強化試合でメジャークラスのパフォーマンスを見せつけている。まさに「神ってる」男、大谷翔平の2年後のメジャー挑戦が今から楽しみだ。