北海道東部の標茶町と厚岸町で2019年から今年までに放牧中の牛66頭を襲撃し、「OSO(オソ)18」として怖れられてきた凶暴なヒグマが7月末、両町に隣接する釧路町でハンターにライフルで仕留められていた⬆ことがわかった。ハンターは、自分が撃ったクマがOSO18とは思わなかったというが、仲間がその可能性を指摘。体毛を道立総合研究機構(札幌市)で分析したところ、過去の襲撃現場付近などに残されたOSO18の体毛とDNA型が一致したという。ハンターはOSO18をどうやって仕留めたのか。7月30日午前5時頃、エゾシカの駆除の途中、釧路町オタクパウシの放牧地でヒグマを発見。2日前から出没情報があり、人を見ても逃げなかったことから有害個体と判断し、ライフルを3発発射して仕留めたという「頭部への3発目でようやくクマの息が切れたその“最期の瞬間”はさすがに恐怖で震えた」という。彼は、まだ鉄砲を持つようになって4~5年だが、『腕がいい若手ハンター』と評判で、狩猟免許を取得した初めての年、彼は80頭以上のシカを駆除、しかしヒグマを仕留めたのは今回が初めてだという。多くのハンターの追跡を5年間も逃れ続けた凶暴なヒグマを仕留めた若いハンターの彼が、なぜヒーローとして話題にされないのか。その理由は、彼が釧路町役場の職員で「公務員」だからなんだとか。そんなカタイこと言わずにお手柄のハンターの顔写真ぐらい公開してあげても良いのでは(笑)