ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

バック・トゥ・ザ・フューチャー、題名「冥王星から来た宇宙人」になる所だった。

1985年に公開されて、世界中で大ヒットとなった映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(⬆上左)。‟未来に戻る”という洒落たタイトルも大ヒットの要因の一つだが、このタイトルが、あやうく『Space Man From Pluto:冥王星から来た宇宙人』(⬆上右)になりかけていたことが、当時ユニバーサルスタジオのチーフ・エグゼクティブだったシド・シャインバーグとこの映画の制作総指揮を務めたスピルバーグ監督の間でやり取りされたメモが発見され、わかったのだ。シャインバーグのメモには「脚本の草稿は最高だが、タイトルがイマイチだから変更するべきだ」とあり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の替わりに『Space Man From Pluto:冥王星から来た宇宙人』というタイトルはどうだろうか」と提案してきた。監督のロバート・ゼメキスはタイトル変更に猛反対を訴え、それを受けて製作総指揮のスピルバーグがシャンバーグに次のような内容のメモを送り返した。「ハイ、シド、君の最高にユーモラスなメモをありがとう、制作スタッフはみんな大笑いしたよ、これからもよろしくね」シャインバーグはそれっきりタイトル変更を強要しなくなったというが、映画が公開された後「あのタイトルだったら、もっとヒットしたはずだ」と周囲に呟いていたという。スピルバーグのおかげで、あやうくタイトル変更という難を逃れた映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、世界中で興行収入400.1億円、観客動員数2640.6万人という大ヒットを記録した。