ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

廃業するサクマ式ドロップス、復活の可能性アリ。

110年近い歴史を持つサクマ式ドロップス⬆が、原材料費の高騰が重なり経営が悪化したため、2023年1月20日に廃業すると発表し大きな話題になった。早速、フリマアプリにはサクマ式ドロップスの75グラム入りの缶が6個セットで5000円、10缶セットで2万1800円で出品された。ところで、ややこしい話だが缶入りドロップには廃業予定の佐久間製菓以外にもう1社サクマ製菓というメーカーが有る。元々は同じメーカーだったのが戦後に「佐久間製菓」と「サクマ製菓」に分かれて缶入りドロップを販売してきた。廃業予定の「佐久間製菓」は昔ながらの赤い缶で「レトロ感」の商品デザインをセールスポイントにしてきたが、「サクマ製菓」は、アニメの「鬼滅の刃」デザイン缶を発売したり、サンリオの「ハローキティ」などコラボ商品を相次いで投入するなど次々に新製品を売り出し、順調な売上を維持している。両社は、過去に商標を巡って訴訟で争い「サクマ式ドロップス」の商標権は佐久間製菓が取得し、サクマ製菓は「サクマドロップス」の商標を使用してきた。しかし、訴訟後に両社が歩み寄り、現在では「サクマ式ドロップス」の商標権は両社で共同所有している。したがって、今回の佐久間製菓の廃業によって、あらたにサクマ製菓から「サクマ式ドロップス」が復活販売される可能性が、大いにあると言えるのだ。