ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

空港トラブル・寝タバコ?名投手村田兆治を突然襲った「老い」。

人並み外れた長い指が生み出す切れ味鋭いフォークボールで、ことごとく打者のバットに空を切らせる「マサカリ投法」で通算215勝をマークし、野球ファンからは伝説の名投手と呼ばれた村田兆治氏⬆が、自宅で火災を起こし、TV報道によればタバコを手に持った状態で発見され一酸化中毒で亡くなったという。72歳の彼に何が突然起こったのか。約1ヶ月前の9月末には、羽田空港第の保安検査場で、30代の女性検査員の左肩を右手で押すなど、暴行を加えた疑いで警察に逮捕されていた。2日後に釈放された村田氏は「沢山のファンの方々に今回の私の逮捕というのは本当に遺憾だと思う。改めてもう一度深くお詫びしてさせていただきます」と、謝罪した。そして今回、不審火による火災から逃げ遅れての一酸化中毒死。羽田空港での暴行事件のあと、SNS上に、「エッ、村田兆治さん、めっちゃ老けた!昔の面影がない」「村田兆治さん、太ったかな・・・昔と全然違う!」「村田兆治さん老けすぎて、すごく悲しい」などの声が上がっていた。空港での突然の乱暴騒ぎや今回の不審火による死を見て、村田氏が老化による「脱抑制」の状態にあったと見る精神科医もいる。「脱抑制」とは、感情や衝動を制御する役目を果たしている前頭葉の機能が年齢とともに衰え、抑制が効かなくなった状態を指し、この「脱抑制」は認知症患者にもしばしば認められるという。自らの「老い」はコントロールすることができなかった名投手の死、ご冥福を祈りたい。