ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

サザンの「杜の詩」心に刺さる 🎵知らないうちに決まってる。

東京・神宮外苑の再開発で多くの樹木が伐採されてしまう事を知ったサザンオールスターズの桑田佳祐が書き下ろしたバラード「Relay~杜の詩」。NHKの特番でその曲を聞いて、深く心に刺さったフレーズがある。🎵誰かが嘆いていた、美しい杜が消えるのを、で始まる歌詞、🎵そのワケをこの私に、明日を夢見るバカでごめんよ、答えておくれ。わかりやすい言葉でどなたか教えてくれませんか?(中略)いつもいつも思ってた、知らないうちに決まってる⬆、と歌詞は続く。この「知らないうちに決まってる」という問題の核心をついた桑田佳祐の「言葉」が、なぜか心に刺さってくる。為政者(お役人)というものは、民衆に神宮外苑を再開発することは伝えても、そのために大切な樹木を伐採してしまうという肝腎な部分は知らせずに勝手に計画を推し進めようとする。「寄らしむべし、知らしむべからず」=(民衆というものは黙って政治に従わせておけば良く、民衆に政治の内容を知らせるべきではない)為政者のこの常套手段を鋭く突いた桑田佳祐の「知らないうちに決まってる」のフレーズ。美しい杜を守ることより利便性を優先させようとする神宮外苑の再開発、社会に大きな影響力を持つ歌手桑田佳祐の「知らないうちに決まってる」というこの訴えは、再開発を監督する立場にある小池都知事の心に果たして刺さるだろうか。