ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

55億円の地面師サギ、同席してた弁護士は「無罪」そんなのアリ?

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日本を代表する住宅メーカー積水ハウスから55億円を騙し取ったとして、地面師グループの男女8人が逮捕された。しかし、地面師グループは相手の積水ハウス側を信用させるために交渉の場に複数の「弁護士」を同席させていたという。おまけに土地の所有者を騙った老女の旅券を見て弁護士は「本物」と信じてこの女性が土地所有者本人であるという証明書に弁護士自らわざわざ印鑑まで押すという念の入れようで地面師グループに全面的に協力していたのだ。弁護士たちは、後でこれが詐欺事件だと知らされ「詐欺グループだとは知らなかった」と白々しく語っている。しかしこの地面師達に加担した悪徳弁護士たちには法的なお咎めが及ばないという話にには多くの人々が大きな疑問を感じたに違いない。地面師詐欺事件では、明らかに犯人と特定できるのは土地所有者になりすましていた老女ひとりだけ、詐欺に加わった地面師グループの面々が「自分は彼女に騙されていただけ」と言い逃れつづければ、そのウソを覆すことは実に困難を極める。同じようにこの詐欺事件をあたかも本物の取引のように見せかけるためにひと役買っていた弁護士達が「詐欺とは知らなかった」からと言う言い逃れをするだけで犯罪一味からは区別されるというその理由がまったくもってわからない。過去の土地取引詐欺事件の「判例」で本人を証明するための「偽造免許証」を見破れずその過失責任を問われて1億7,000万円の損害賠償を命じられた司法書士の事件があった。今回の地面師グループに同席し「詐欺」を本物の取引と思わせるのに一役買っていた弁護士達にも詐欺事件を「幇助」した罪で高額の「損害賠償金」を払わせるべきだ、と考えるのは私だけなんだろうか。