ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

シリアで人質、オオカミおじさん安田純平氏に助けは要らぬ。

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フリージャーナリストの安田純平氏44歳がゲリラ組織シリア解放機構の人質となり、「助けてください」というプラカードを掲げた本人の画像がインターネット上で公開された。安田氏は、多くの日本人が「またか」という思いが強い「お騒がせ人物」であり、こうした外国のゲリラ戦闘地域で人質にされるのは16年前のイラク戦争で拘束されたのを皮切りに今回で5回目だ。2004年イラクで人質となった際には、日本政府は解放交渉に協力してくれたヨルダン政府に2000億円もの大金を支払っている。この後、なおも危険な紛争地域に出かける安田氏に対して日本政府は「危ないから、お願いだから、戻ってきて欲しい」と何度も懇願を続けたのだが、安田氏は「自己責任なので(日本政府は)関わらないで。日本はチキン(臆病者)国家だ」とまで嘯(うそぶ)いて見せたのだ。しかしつい2年前にイスラム武装団体に人質にされた際にはチキン呼ばわりした日本政府と安倍首相に向けて臆面もなく「生かしてくれ、助けてください、これが最後のチャンスです」と訴えてみせたのだ。「自己責任」の意味をまったく理解できていないジャーナリスト安田純平氏。2015年シリアで行方不明になる直前、日本政府の度重なる国外への「退去要請」に憤慨し「せっせと取材の邪魔をする安倍政権とその支持者達」と非難までしている。そして今回の5度目となる「助けてください」の猛アピール。今年44歳の分別盛りのこのオオカミおじさんを私達の血税を払ってまで助けてあるべきかどうか、あなたはどう思われますか?

「豊洲安全宣言」で小池都知事は「ルビコン川」を渡ってしまった。

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ちょうど1年前の8月に、豊洲市場に移転する予定の業界団体「市場協会」が小池都知事に対して「知事自らが先頭に立って『安全宣言』することを強くお願いしたい」という要望書を出した。これに対して小池都知事の市場問題プロジェクトチームが「豊洲の用地は法的・科学的に安全であり被害も生じていない」ため小池都知事があえて「安全宣言」をする必要は無い、と見解を示した。小池知事自身も自ら「安全宣言」をするのをなぜか尻込みしていて昨年10月の記者会見の場で「知事本人が『安全宣言』をするのか?」という記者の質問に「安全面での条件が整った段階で『解説者』?として然るべき発信をしていく」と何とも曖昧に答えて知事自ら「安全宣言」を行うとは明言しなかった。これは一体どういうことだろうか。明らかに小池都知事は「安全宣言」を自らしてしまえば、その後に起きる地下汚染の全責任を自分が被ることになるのを怖れたのだ。地下汚染問題を告発したのは小池都知事だったのに、「地下汚染が再び起きてしまったらその時自分は責任を取りたくない」という自分勝手な算段なのだ。「市場協会」側もさすがはプロ集団、小池都知事のこうしたズル賢い「性分」を先刻承知で知事自らの「安全宣言」をぜひして欲しい、と1年も前からしつこく要望していたというわけだ。豊洲市場のオープンがカウントダウンに入り、小池都知事への「安全宣言」を要望する声が日増しに高まり、彼女は渋々「安全宣言」を行い、古代ローマカエサルが「賽は投げられた」と叫んで「ルビコン川」を渡ったようにもう後戻りはできなくなった。今後、豊洲市場の地下汚染問題が決して再発しないよう小池都知事のためにも祈ろうではないか、すでに「賽は投げられてしまった」のだから(笑)

40億円ポンと寄付したのはこの人。「週刊新潮」が禁を破った。

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今年のはじめ、青森市に20億円、青森県立中央病院に20億円、合計40億円をポンと寄付した謎の人物が居る。ご本人の希望もあって半年以上経った今でも匿名でのマスコミ報道が続いていた。かつて東日本大震災で26億円分の浄水器を被災地の工場に大量発注したオマーンの王族企業が話題になったが、その金額を大きく上回る40億円もの寄付をした人物であるのに、過去に前例のないこれだけ多額の寄付者であるのに、何故かマスコミはニュースの記事として、その人物を追いかけようとしない暗黙のルールを守り続けてきた。本人が匿名希望というのは寄付者の口グセであるがこれだけの美談を実行した本人について寄付を受けた青森県も病院側もダンマリなのはいささか「礼を失する」と思われるのだが。そんな中、「週刊新潮」が40億円を気前よく寄付した人物をすっぱ抜いたのだ。暗黙のルールを破ったこの行為は果たして非難されることなのだろうか。寄付した人物は青森を中心に秋田・岩手など東北3県で72店舗を展開する老舗薬局チェーン丸大サクラヰ薬局の櫻井清社長67歳だという(上記写真)。青森県に寄付した40億円はイオングループに自社の薬局チェーンを売却した金額の一部だそうだ。櫻井社長は「青森県のお客さんに40数年お世話になってきたので(売却を機に)地域にお返ししたいと考えた」「自分のテーマでもある青森県の『短命県返上』と『健康づくり』に役立つ方向で県や市に声がけした」と薬業に携わってきた自らの視点からの寄付の申し出だった事を語っている。40億円という大金を「地域にお返ししたい」という櫻井清氏を、地元青森を隈なく取材して突き止めた「週刊新潮」は非難されるどころか「真実を伝える」というマスコミの使命を十分に果たしたと言えないだろうか。

ZOZO前澤社長がホントウに欲しいのは剛力彩芽やロッテ球団ではない。

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最近何かとお騒がせなネット通販ZOZOタウンの前澤友作社長。平成を代表する大富豪として名を成した彼が、これ以上手に入れたいものは一体何なのか。女優・剛力彩芽を連れてプライベートジェット機をロシアまで飛ばしてW杯決勝戦を見てきたとか、その後のマスコミの騒動にも大富豪らしからぬ悪ノリをして「出すぎた杭は打たれない」と言う解説までしてみせた。その一方で、「プロ野球の球団を持ちたい」と発言しこれまた球界を揺るがす騒動になっている。大富豪がする自由過ぎる行動は我々貧乏人には読みにくいが、今回の前澤社長の行動の目的は実にはっきりしている。それはお金だけでは手に入らないモノ、ZOZOという「ブランド」の知名度をもっと上げたいのだ。現在のZOZOブランドは、1兆円評価のある会社であっても広い世間では誰もが知っているほどの知名度は無い。ネット通販大手の楽天が球団を持つことで世間での知名度を上げたようにZOZOの知名度をもっと上げたいがために前澤社長は「球団を持ちたい」と宣言したり、有名女優とのスキャンダルに悪乗りしてみせたりしているというわけだ。その片棒を担がされているロッテ球団も女優の剛力彩芽もその心中は心穏やかでいられるわけがない。ロッテ球団は「乗っ取り」に戦々恐々し、剛力彩芽は「玉の輿」にのれるかどうか一喜一憂の日々を過ごしているという状況だろう。いくら巨万の富を得ようともカンタンには手に入れることができないブランドの知名度力。大富豪前澤社長のこれからのブランドUP作戦が成功するかどうか、ぜひそのお手並みを拝見しようではないか(笑)

「大谷翔平はイチローのミームではない」MLB公式アカウントに怒りのツィート。

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MLB公式アカウントは、昨日、MLBツィツターに投稿された大谷とイチローが向かい合って談笑している画像に「スパイダーマンが指差し合っているミーム」とタイトルがつけられたツィートを削除した。このツィートを見た多くの人々から「これはレイシズム(差別)だ」という声が上がりそれに応えての削除だったようだ。問題のツィートのタイトルである「スパイダーマンが指差し合っているミーム」とはスパイダーマンが2人指差し合っているアニメシーンの画像(上記写真)で、米国では良く使われるミーム(模倣)を表す画像である。では、なぜこのツィートがアメリカでは差別的な表現になるのだろうか。それはタイトルに有るmemeミームが持つ意味だ。ミームは本来インターネット用語として使われ、ネットを通じて人から人へ「模倣」されて広がっていく現象を指している言葉なのだ。つまり、今回削除されたイチローと大谷選手の画像に「模倣」という言葉を入れたことに大谷選手のファンが怒ったというわけだ。大谷選手はイチロー選手の模倣(ミーム)ではないという考え方から「レイシズム(差別だ)」というツィート表現になったのだと思われる。イチロー選手のミームどころかイチロー選手を超える活躍を期待するアメリカの大谷翔平ファンの怒りの声にMLB公式アカウントが圧倒されて「削除した」というのが事の真相のようだ。それにしても、イチロー選手以上の活躍をアメリカ人からこれだけ期待されている大谷選手は、先ず左投手対策を急ぐべきだろう(笑)

日本代表「森保監督」の年俸、クビにしたハリル前監督の半額なのはなぜ?

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サッカー日本代表監督はW杯直前のハリルホジッチ監督の電撃解任により後任となった西野監督がベスト16入を果たしながら大会終了後に解任され、新たに東京オリンピックを目指す五輪代表監督を務める森保一氏が兼任する形で就任することとなった。これについて前監督のハリル氏が「任命されたことを心より嬉しく思います。(代表監督の森保氏に)協会は最低限の敬意を持って接することを願っています。森保さんの今後のご成功を心より祈っています」と日本サッカー協会への皮肉を込めたエールを送ったという。日刊スポーツの記事によれば森保監督との契約期間は2年、推定年俸は1.5億円だというが電撃解任のハリル氏は年俸2億7000万円、ほぼ半額近くに減俸された森保監督との金額の差はどうやって決めたのだろうか。2010年のW杯南アフリカ大会で代表監督のイビチャ・オシム氏が急病で倒れ急遽日本代表監督を努めて初のベスト16入を果たした日本人監督岡田武史氏の当時の契約年俸も1億円足らずだった。過去の日本代表監督を努めた外国人監督ジーコ氏やザッケローニ氏の年俸は皆2億円を超えていた。なのに、日本代表監督に日本人がなると大幅に年俸が減額される理由は一体何なのか。さらに加えて今回のW杯モスクワ大会でベスト8入りした国の内、自国人による監督チームが7カ国を占め、外国人監督で臨んだ国の8割がグループリーグで敗退してしまった事実を日本サッカー協会はどう見ているのだろうか。さらに外人監督「崇拝主義」の日本サッカー協会の「体質批判」がどこからもまったく出てこないのもこれまた不思議と思うのは私だけなのだろうか?

ヘプバーンの下手ウマのおかげで名曲になった「ムーンリバー」。

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 名曲「ムーンリバー」の歌手と言えば誰しもがアンディ・ウィリアムスをまっ先に思い浮かべるだろう。事実、彼はこの曲によってミリオンセラーの大ヒットを記録したのだから間違いでは無いだろう。しかし、この名曲を1961年の映画「ティファニーで朝食を」のなかで最初に歌ったのは、かの有名な大女優オードリー・ヘプバーンだった。しかし、この映画の監督ブレイク・エドワーズはヘプバーンが歌手としては不適当だと考え最初はこのシーンを吹き替えにする予定だったと言う。この歌の作曲を担当したヘンリー・マンシーニは主演女優であるヘプバーン本人に歌わせる事にこだわり彼女の狭い音域でも歌える曲にしようと1カ月もの労力を注いで「ムーンリバー」を完成させたと言う。それでもこの映画のプロデューサーのマーティー・ラッキンはヘプバーンの歌唱力を尚も疑いこのシーンをカットしようと言う騒ぎにまで発展したと言う。結局はヘプバーン本人の強い主張が通り「ムーンリバーを彼女が歌うシーン」はカットを免れたのだとか。多くの歌手がカバーしたこの名曲について作曲したヘンリー・マンシーニは後年「ムーンリバーはアンディ・ウィリアムズやフランク・シナトラなど多くの歌手にカバーされたがオードリーの歌こそ決定版だ。僕がこの歌に望んだすべてを(彼女の歌声は)超越している」とさえ絶賛している。人々の心に届く音楽は「歌唱力」がすべてでは無い、下手ウマで歌う方がかえって心に響く曲になることだってあるんだ、とマンシーニは言いたかったのかも知れない。さっそく、You tubeでオードリー・ヘプバーンが歌う「ムーンリバー」をあらためて聞きなおしてみて、心に残る名曲とは何かについて考えてみたい。