ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

どうすればイイ?日米コラボでミサイル撃ち落しを失敗。

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先日、ハワイ沖で日米で共同開発をすすめるミサイル迎撃の発射試験が行われ、北朝鮮からの弾道ミサイルを模した標的を撃ち落そうとしたが標的に当たらず失敗に終わったと言う。実験のたびに攻撃の技術が上がっているという北朝鮮のミサイル、米軍もわが国の自衛隊も最新の迎撃システムを備えているから安心だと言われてきたのにこういう失敗のニュースを聞くと俄かに不安になってくる。26年前の湾岸戦争の際にイラクが発射したミサイルに米軍の迎撃ミサイルの命中率は何とたったの9%しかなかったと言うから驚きだ。しかしこの失敗を契機に米軍は迎撃による命中精度を高めてきて現在では命中率は80%以上と格段に向上させているとアメリカ国防総省は述べている。しかしながら、今回の迎撃失敗を聞くと再び不安は募ってくる。失敗の理由として「従来の高度よりさらに高い高度での迎撃を目指しているため」だとアメリカの国防総省の担当者は語っているが、北朝鮮のミサイルは発射実験を繰り返すたびに、より高い高度を飛ぶミサイルを次々に開発しているではないか。「泥棒を捕まえてから縄を綯う」ではないがより高度なミサイル迎撃試験に日米が成功した頃には北朝鮮はさらに高い高度を飛ぶミサイルを完成させてしまう恐れだってあるだろう。23年前北朝鮮とアメリカが一触即発の危機に陥ったクリントン大統領時代、元大統領を務めたカーター氏が特使として訪朝して核開発の凍結を実現したように、トランプ大統領は「金正恩はほかにやることは無いのか」とボヤく前に、何度も繰り返されているミサイル発射や核実験の中止を説得できるだけの元大統領クラス(オバマ氏?)の「大物特使」を北朝鮮へ派遣してはどうだろう。折よく金正恩も密かにアメリカからの大物特使の訪朝を期待しているという話が伝わって来ている今が、その絶好のタイミングかも知れない。

恐るべし、2月に7月の獲得議席を正確に読んでいた小池都知事。

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今回の都議会議員選挙でこれほどまでに小池都知事が率いる都民ファーストが圧勝し自民党がこれほどまでに惨敗するとはだれにも予想がつかなかった出来事だった、と思いきや、上の表を見て欲しい。これは、今年2月23日に小池都知事の選挙陣営から発表された5か月後の7月に予定されていた都議選の結果予測の表である。驚くのはその予測数字の正確さである。都民ファーストは59と実際より4つ多い予測だが自民党の予測議席数は23その結果は自民が大敗北してわずか23議席の獲得に留まった数字とピタリと一致しているではないか。公明23の予測もピタリだし、民進・維新は±1のわづかな誤差に過ぎない。この議席予測が発表された2月の時点では、この数字予想を見た自民党陣営はせせら笑いを浮かべ、小池都知事はいい気に成りすぎていると揶揄したものだ。さらにこの議席予測の段階では「都民ファースト」の候補者を誰にするかも未知数の段階だったのだから恐るべしである。「都民ファースト」の都議選立候補者がほぼ出そろったのは、この議席予測を発表してからさらに2~3か月もあとの話である。この議席予測の正確さを見てわかるとおり小池都知事は選挙戦になると並外れたパワーを発揮できる人物であることが良くわかる。「何も決められない」ままのいまの都政を続けているよりも選挙戦に誰よりも強いその手腕を持って小池女史は国政の世界に戻った方が良いのかもしれない。都知事選圧勝のあとに記者団から「国政へ戻るつもりはないのか」という質問にもまんざらではない表情を見せた彼女が、自民党を手玉に取りながら「国民ファースト」を叫び続ければわが国初の女性首相の座も夢では無いのではないか、小池女史の5か月前の驚くほどに正確な選挙予測の表を見ながらふとそう思った次第である。

「自民党をヒールにすれば勝てる」小池都知事のしたたかな戦略。

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案の定だが東京都議会議員選挙で小池都知事が率いる「都民ファースト」が議会で第一党となる圧勝を収めた。小池知事を支持する公明党の議員数を含めると過半数を超えて議会運営の主導権まで握ることになる。小池都知事の率いる「都民ファースト」の圧倒的な勝利の理由は実に明快だ。小池流の「主流派である自民党をヒール(悪役)にする」実にかしこい選挙戦略が当たったのだ。昨年の都知事出馬の際も自民党の反対を押し切って出馬し自民党推薦候補を相手にぶっちぎりで小池女史は勝利できた。都知事就任後には、自民党議員の都議会幹部を「都議会のドン」あるいは「頭の黒いネズミ」などとヒール(悪役)扱いをして失脚へと追い込んだ。そして今回の選挙でも小池女史率いる都民ファーストの前に自民党は過去最低の議席数をさらに下回る惨敗を喫したのだ。彼女の頭の中では「自民党を敵にすれば勝てる」という確信がきっと芽生えているに違いない。「都民ファースト」を叫ぶことで正義感に燃える都民の支持を得た勢いをかって次は「国民ファースト」と叫んで安倍政権と戦えば再び小池女史は正義感溢れる国民の支持を集め大きく勝利するだろう。東京都議選で敗北した自民党は次の国政選挙でも同じように敗北するという過去のデータがある。小池女史はこのデータについて先刻承知している筈だ。折りしも森友・加計の学園シリーズ問題や閣僚の失言など安倍自民党には逆風が吹きまくっている。いよいよ「頭が緑色のネズミ」の出番が国政選挙の舞台でも実現するのかも知れない成り行きだ。

インディ500を制した男、佐藤琢磨が語った運命のスイッチ。

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今年で101年目を迎えた世界的に名高いカーレース「インディ500」で日本人初の優勝を成し遂げた佐藤琢磨選手。現地でレースを観戦していたペンス副大統領が「佐藤琢磨選手コングラチュレーション!」とツィートする一方でアメリカ人のスポーツ紙の記者が100年以上続くアメリカ伝統のカーレースで日本人が初優勝したことを「不快に感じる」とツィートして「差別発言だ」としてアメリカ中で大きな批難を浴びた。現在40歳の佐藤琢磨選手はこれまでF1レーサーとして活躍、7年前からインディカレースへと舞台を移して遂に今回の快挙を掴みとった。自分のカーレーサーとしての人生を振り返ってある雑誌のインタビューに答えた記事が目に留まった。「自分は運に恵まれていると感じてますか?」という記者の質問に「どんな人でも運やツキはあると思うんです。ただその運が自分が望むときに来るとは限らない。だったら自分から取りに行くしかない、取りに行くためには挑戦を続けないと、思ってます」と答えたのだ。彼の座右の銘である「ノーアタック・ノーチャンス」の精神は輝かしい実績を持つF1の舞台からインディカレースの舞台へと思い切ってアタックしたことで見事に花開いたのである。しかしF1で積み重ねてきたキャリアを捨ててインディカレースに舞台を変える事には、正直なところ大きな迷いもあったと佐藤琢磨選手は語っている。「年齢的に脂の乗ってるいい時期に何で指をくわえて見てなきゃいけないんだ」と自分自身の背中を押すかっこうでレースの舞台を思い切って変えたのだと言う。まさに佐藤選手自らの手で運命のスイッチを押したサクセスストーリーがここにあると感じられるエピソードだ。

無慈悲にも日本人2人を殺害したあのイスラム国がついに滅んだ。

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2年前に日本人2人を人質にとって日本の国を挙げての懸命の救出活動に耳を貸さずに無残にも2人を殺害してしまったイスラム国。人質となった日本人二人と黒覆面姿で殺害予告するイスラム国兵士のYouTube動画は平和に浸りきった日本中を戦慄させた記憶は2年経った今でも鮮烈だ。あれから2年、昨日のニュースでイスラム国がほぼ壊滅したという報道があった。イラク北部にあるイスラム国の総本山ヌーリ・モスクをイラク政府軍が完全制圧しイラクの首相が「ISによる偽りの国家が終結した」と宣言したのである。また、イスラム国が自分達の首都と呼んでいた隣国シリアにある都市ラッカをシリア政府軍が完全に包囲し中にこもったイスラム国の兵士たちが次々と自爆しているという報道もあった。先日にはISの最高指導者バグダディ容疑者がロシア軍の戦闘機による爆撃で死亡したというニュースも伝えられた。世界の国々を相手に2年もの戦いを続けてきたイスラム国もいよいよ終焉を迎えている状況下にある。しかしながらフランスやイギリスなどでISによって次々と起こされてきた自爆テロはこれで終結するのだろうか。イスラム教で言うジハード(聖戦)と称したこれらの自爆テロは、貧困の中で育った無学な若者たちが「自爆テロをすればあの世で幸せになれる」という洗脳を受けて跡を絶たないでいる現状をどう変えてゆくべきなのか。世界の国々が武力支援することでイスラム国を壊滅させたように、これからはイスラム圏の貧困層の子供たちに自爆テロの無意味さを教える教育的な援助に金余りのニッポンを始め世界の国々は資金を提供すべきだろう。いま10歳のイスラム圏の子供達が18歳になるまでの8年間の教育援助などやればすぐに出来る話なのだから。

やはり出た、快進撃の藤井聡太四段は発達障害というやっかみ。

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天才棋士藤井聡太四段がプロ棋士界で初めての29連勝という快記録を若干14歳で成し遂げた。マスコミは連日連夜、彼の勝利を報道し、対局中の昼食に何を食べたかまで詳細に報道されるクレイジーな報道合戦が続いている。プロの将棋の世界で実に30年振りという快挙なので騒ぐのも無理が無いが、こうした異常すぎる報道合戦のウラ側で14歳の天才棋士について発達障害?とかアスペルガー?とかのウワサがネット上で遂に広がり始めたのである。いつの世もドラマチックなヒーローが登場すれば必ずといって良い程こうした真逆の足を引っ張るウワサ話が飛び交うものだが、そのウワサの根拠とされているのが藤井聡太四段のお母さんが手放しで賛辞を送り続ける周囲の人たちに謙そんの意味をこめて「息子は生活能力が低い面もある」と語ったのが発端となった様子なのだ。お母さんが藤井聡太四段が中学1年生で名古屋から大阪へ1泊で将棋の試合に行かせたところ、「持参した服やカサを会場に忘れて返ってきた」というエピソードを語った事に尾ひれがついて発達障害アスペルガーというデマ話に発展していったらしい。ちなみに自分の興味があることには異常なほどの集中力があるがそれ以外の事には一切興味を持たない、というのがそのウワサされてる精神障害とやらの症状なんだそうだ。プロ棋士の世界で「まさに神がかり」とか「勝つための機械」とまで高く評価されている14歳の天才棋士はその勝つための「集中力」で世間のこうした下世話な雑音には耳を貸さずに、これからもさらに連勝記録を伸ばすことに期待したい。

東大やハーバード大では教えてくれない「ボイスメモ」の落とし穴。

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自民党衆議院議員豊田真由子女史が自分の政策秘書に暴言を吐き、さらには暴行まで加えていた事実がテレビやYoutubeで公開されて彼女は自民党を離党する破目になってしまった事件は滑稽の一語に尽きる出来事だった。しかも暴言・暴行の動かぬ証拠となったのが被害を受けた政策秘書が一部始終を録音していたためだった。豊田女史が滑稽だったのは「録音されている」ことにまったく気付かなかった点にある。いまのご時世で理不尽な行いをされれば当然被害者は自分の防衛手段として「この事を録音しておこう」とスマホでボイスメモすることをまるで気付かずに怒鳴り散らしていた42歳の彼女はあまりにも未熟すぎるというか子供じみている。聞けば彼女は東大卒でその後ハーバード大学へ進学し、厚生労働省のキャリア官僚だったと言うから驚きだ。我が国に古くから根強い学歴崇拝の流れに沿って衆議院議員になり順調な人生を歩んできた彼女にとっては「自分の暴言」を何でも自分の言いなりの筈だった目下の人間(秘書)の隠し持ったスマホでその一部始終がボイスメモされ自民党議員生命の命取りになってしまったことは大きなミステークだった。3年前の春の園遊会に配偶者しか認められない規則を無視して彼女は母親を同伴し皇宮警察ともめた一件も同じことだ。学歴崇拝の国ニッポンでは東大とハーバード大をでた自分は「何をしても許される」はずの人間なのだから、と彼女はそう思っていたに違いない。そのエリート女性豊田真由子にとって残念だったのは、園遊会に同伴した母親からコモンセンス(社会の常識)を教えてもらえなかったことと、東大やハーバード大が「暴言」を吐けば密かにボイスメモされてしまうものだ、ということを教えてくれなかったことだろう(笑)