ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

北朝鮮は暗殺した「遺体」をなぜ引き取ろうとしているのか。

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北朝鮮は、暗殺した金正男氏の遺体の引き取りを事件発生の直後から今日まで執拗に繰り返してきている。遺体が安置された病院にまで北朝鮮の大使が押しかけ病院の前で報道陣に対してマレーシア側の遺体引き渡しを拒否しつづける態度を非難するアピールを続けて居る。マレーシア政府側は、「DNAが一致した人物に最優先で引き渡す」と当然ながら先ず肉親への遺体引き渡しを優先する考えだ。現在の所、中国マカオに住む正男氏の長男に遺体を手渡すための準備がマレーシア政府の厳重な警備の元で進められている。しかし、北朝鮮大使館はあらゆる手段を講じてでも暗殺した正男氏の遺体を引き取り北朝鮮へと持ち帰って文字通り完全に金正男氏の存在そのものを抹消しなければならない使命を帯びているのだ。何故なら、正男氏は北朝鮮の偉大な2代目指導者であった金正日主席の実の息子であったのだから。3代目主席である金正恩は、一刻でも早くこの母親が違う兄を暗殺した事実を隠ぺいし、偉大な金正日氏の息子として存在したことすら北朝鮮国民の記憶から消し去ってしまいたいのだ。今回のマレーシア政府の強硬な遺体引き取り拒否の姿勢は北朝鮮金正恩にとっては想定外の事だっただろう。このように若き独裁者金正恩の悪企みは、少しづつ綻びが出始めている。今回の遺体引き取りの失敗によって、やがて北朝鮮国内で正男氏暗殺の噂が広がれば、今度は逆に金正恩暗殺計画が「正義」のために実行されるかもしれない。世界中がその日の来るのを待っている。

また負けた錦織圭。なぜ格下に決勝では弱いのか。

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アルゼンチン・オープンの決勝戦錦織圭が格下のドルゴポロフに2-0のストレートで敗れた。過去の5度の対戦で錦織から1セットも取った事の無い相手とのゲームを安心しきって観ていた錦織ファンの落胆ぶりはかなりのものだったに違いない。錦織はこういう一方的に勝てそうな相手になぜこれほどあっさりと負けてしまうのだろう。2年前の全米オープンでの決勝でも格下のチリッチにストレート負けを喫した試合を元プロテニスプレイヤーの杉山愛が「決勝戦は誰でも緊張する。それに相手が格下だと勝てるという「気負い」がでてしまうもの」と評した。また、あるテニス評論家は相手が格下だと「気負い」と「格下相手にミスしたらどうしよう」という不安とが交錯して普段通りの実力を発揮できなくなるものだ、と語っている。さらには「挑戦する立場では強いが挑戦される立場には弱い」という批評もある。要するに、錦織圭は、決勝戦という緊張する場面で、勝てるはずという「気負い」と格下に負けたらどうしようという「不安」とによって幾度となく負けてしまうというわけだ。ここ一番で「負けてもいいんだ」という開き直りが出来るようになれば、彼が良く口にする「爆発力」が点火すると思えるのだが、それはさらなる実践のキャリアを積まなければ会得できないものだろう。これからはむしろ期待をせずに錦織の試合を観戦していれば、ある日突然に彼本来の「爆発力」にきっと出会えるに違いない。日本のファンの側に錦織圭の優勝を期待しすぎる「気負い」がありすぎているのが現状では無かろうか。

「神より有名になる」と19歳で誓ったマドンナ、今は子供の神様だ。

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1977年ミシガン州の田舎からダンサーを目指して19歳でニューヨークへ出てきたマドンナが、タイムズスクエアの前で「神より有名になる」と誓ったというエピソードは有名だ。ダンサーを手始めに歌手として女優として今や世界のトップスターにまで登りつめた感のある彼女の輝かしい経歴は言うまでもないことだろう。彼女が望んだ「神より有名になること」はすでに実現したかのようにも思えるのだが、エンターティンメントの歴史に残るだけの成功をおさめ文字通り功成り名を遂げたたマドンナは次に「神に仕える」道を選んだかのように見える。彼女がチャリティー活動に熱心なのは昔から有名で数多くの慈善コンサートを開催したり自ら慈善団体を設立し、ブラジルの募金活動で10億円を集めたというニュースもあった。また、アフリカの最貧国マラウイでのマドンナの慈善活動は有名であり、現地に貧しい子供たちのために小学校を建設したり彼女自身で4人の子をマラウイから引き取って養子にしている。セックスシンボルとしてのイメージの一方で信仰心のあついことでも知られるマドンナ。「沢山の夢を叶えた」と自分の人生を述懐しているように次は自身の夢では無く、不幸な星の下に生まれた子供たちの幸福を叶えようとしているのかもしれない。「人生を良くしたければ周りの人に良くすることよ」慈善活動の目的を聞かれてそう答えたマドンナは文字通り「神がかり」な21世紀を代表する大スターである。

80歳で煙草スパスパ、養老ドクターが証明する「バカの壁」。

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400万部を超えるベストセラー「バカの壁」の著者である「養老孟司」氏は、東京大学医学部の名誉教授で解剖学者なのに長年に渡って愛煙家である。医者や世間の目を気にしながら喫煙を続けている我々愛煙家達にとってはまさにヒーロー的な存在であり、輝く希望の星なのだ(笑)先生曰く「そもそも煙草に害があるなど証明されていないし、肺がんの原因が煙草であると医学的に証明されたらノーベル賞ものですよ」と言い切る。さらには「副流煙の危険性など問題外、低温で不完全燃焼する煙草から発生する煙なので有害というのに科学的な根拠はない」とまさに愛煙家にとって心強い発言を繰り返しているのだ。彼はれっきとした医者であり80歳を超えてなおたばこをスパスパ喫いながら健康に暮らしていることが何よりの「タバコ有害説」を否定するだけの生き証人になっているのだからまったくもって恐れ入る。さらに養老先生は禁煙を叫ぶ医師や世間に向って「禁煙を主張する人間は非常に権力的であり、他人に生き方を押し付けて快感を覚えているだけだ」とも批判している。彼のベストセラーにもなった著作「バカの壁」の一貫した主張でもある「理解できない相手を人は互いにバカだと思う」という自説を彼はタバコをふかしながら、まさに身を持って実践しているという訳なのだ。愛煙家にとって「痛快極まれり」存在である養老先生のさらなるご長寿を祈りたい。

金正恩の殺人ゲーム。「殺られる前に殺る」人物がきっと現れる。

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北朝鮮金正恩主席が、暗殺の実行犯に女の工作員を使うなどまるで映画の1シーンを見るような手口で自分の兄である金正男氏をクアラルンプールの空港で毒殺してしまった。4年前に叔父である国防副委員長を処刑したのを皮切りに昨年は人民武力相を重火器を使って残忍な形の処刑を行うなど4年間で国の幹部70人を若さゆえのゲーム感覚で粛清してしまったというのだから恐怖の極みという他ない。彼に仕えている人々は「次は自分の番か」と戦々恐々の状態になっているに違いない。こうした恐怖政治の中で起こり得るのは「殺られるまえに殺らなければ」と考える人物の登場である。すでに、叔父を粛清した後に正恩主席の乗る車に大型車が突っ込もうとした暗殺未遂事件が起きているのはニュースにもなった。彼の父親であった金正日主席はこれほどまでの周囲の人物の粛清は行っていないことから、現在の金正恩体制で次々に繰返される殺人ゲームへの恐怖心が高まるあまり、正恩主席を暗殺に及ぶ人物が出てくることはきっと間違いないだろう。彼の父親国家主席に就任したのは52歳だった時なのに対して金正恩は27歳の若さで国を統制する実権を握ったことが北朝鮮に今日の悲惨な状況をもたらしている。このまま金正恩が若さゆえの暴虐の限りを尽くしていれば、その反動はきっと暗殺と言う形で彼自身に戻ってくるだろうと思われる。これまで殺害された金正男氏を擁立して暗殺計画を練っていた中国やCIAを使ったアメリカの暗殺計画が噂されてきてはいるが、現実には「殺される前に殺そう」と恐怖に駆られた身内の手による金正恩暗殺が一番の現実味を帯びてきている。国家主席といえども「出過ぎた杭は打たれる」のが当然だ。というよりこの「殺人ゲーム」を終わらせるために一刻でも早く身内による暗殺が現実になることを願ってやまない。

小学3年からの英語の授業は「外人力士」を見習うべきだ。

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今日のニュースで、子供の英語教育を3年後の2020年4月から小学3年生から取り入れるという報道があった。小学生から英会話を習得させたいというのなら日本にやってくる外国人力士の日本語習得法を見習うと良い。ほとんどの外人力士が難しい日本語を短期間で流暢に話せるようになる事実を、小学校で英語指導にあたる教師たちはぜひとも英会話教育の参考にすべきだろう。入門して僅かな年月でなぜ彼らはスピーディに日本語会話を習得できるのだろうか。早稲田大学日本語教育の宮崎教授による興味深い研究がある。教授は入門してきた新人の外国人力士に密着してその答えを探ってみたと言う。まず、彼らが最初に覚えるのが「痛い」という日本語なのだそうだ。なぜなら怪我をしたことを真っ先に日本人に伝えるのに必要な言葉だからだという。次に彼らは漢字だらけの番付表を読むために漢字を覚え込むという。なぜなら対戦する相手が誰なのかを知らなければ勝負に勝てないからだという。つまり、「必要に迫られることで日本語を憶えていく」という積み重ねを日々しているわけだ。しかも、24時間寝ても覚めても日本語漬けの環境の中に暮らしているため自然に日本語が話せるようになってしまうのだとか。日本人の多くがいつまでたっても流暢な英会話が出来ないのは、「必要に迫られていないこと」「24時間英語を聞く環境」に無いことにあるのかもしれない。多くの外国人力士が短期間に日本語会話を習得しているように、「必要に迫られる」体験やできるだけ多くの時間を英会話を聞きとれる環境を小学校の英語教育に取り入れてゆけば、英語を流暢に話せる日本人が確実に増えてゆくかもしれない。

「ソニーには最高の夜だ」と評されたグラミー賞独占の快挙。

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昨日発表された米国最高峰の音楽祭典グラミー賞。受賞した歌手の顔ぶれを見てアメリカの音楽評論家が「ソニーには最高の夜だ」と評したと言う。ソニーと楽曲販売の契約をしているイギリスの女性歌手アデルがグラミー賞主要3部門を含む5部門を制し、同じくソニーと契約している米国の歌手ビヨンセが2部門でグラミー賞を受賞するなどまさに日本発の音楽企業ソニーミュージックにとって最高の夜だったことは間違いない。音楽には素人だった日本の電機メーカーソニーが音楽事業に参入したのは47年前の1968年、その20年後の1988年にアメリカのCBSレコードを買収して世界の音楽産業へと進出し、マイケル・ジャクソンボブ・ディランビヨンセなどの楽曲を発売、1995年には世界的な音楽遺産でもあるビートルズの版権を独占所有するまでの企業へと大きく成長したのである。2000年代に入ってCDの需要の衰退など音楽産業は世界的に低迷していたが、iTuneや楽曲のダウンロードで再び音楽需要は息を吹き返しつつある。今回グラミー賞を独占した勢いをそのままに、いまや世界の音楽企業へと大きく成長した日本のソニーが、スマホやインターネットを通じたソフト配信ビジネスなどで低迷を続ける世界のミュージック界を再び隆盛へと導いてくれることを日本人の一人として願ってやまない。