ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

レディ・ガガの「わが祖国」熱唱はトランプ大統領の心を開いたか。

f:id:gunjix:20170207210134j:plain

先日のアメリカンフットボールの頂上決戦スーパーボウルのハーフタイムショーに登場したレディ・ガガYouTubeで観て感動した。全米で1億人がテレビで視聴するという国民的行事スーパーボウルの舞台に登場したガガは、スタジアム上空に300機のドローンが描き出す星座のもとアメリカに古くから伝わる国民唱歌「わが祖国」の歌詞の中から「この国はあなたの国、そして私の国、この国はすべての人のもの」という短いフレーズを選んで熱唱して見せたのである。これはまさに彼女が批判し続けて居るトランプ大統領へのメッセージソングではないか。トランプ氏が大統領選に勝利した直後に「愛は憎しみに勝つ」というプラカードを掲げてトランプタワー前に乗り込んだ彼女は、その後「私は思いやりの国で暮らしたい」とツイッターに書き込むなど「メキシコとの国境の壁」や「イスラム教徒の入国禁止措置」などのトランプ政策を批判し続けてきた。当のトランプ大統領はレディ・ガガスーパーボウルでの熱唱をフロリダにあるトランプゴルフクラブでテレビ観戦していたという。ガガが歌に込めた「この国はすべての人のもの」というフレーズにトランプ大統領は果たして心を開いたであろうか。「アメリカファースト」という内向きな彼の政策は、グローバル化した現代社会において大きな軋みを生み出している。トランプ氏の大統領選の勝利直後に自分のツイッターのアカウント名をCountry of Kindness(思いやりのある国)へと変えたレディ・ガガ。彼女の人間愛に満ちたこの姿勢をトランプ氏はアメリカ大統領としてしっかりと心に留めて置くべきではないだろうか。

宇多田ヒカルのTwitterで露見したJASRACのハイエナ徴収。

f:id:gunjix:20170206213641p:plain

日本音楽著作権協会JASRAC)が、街中にある「音楽教室」で使用されている演奏曲に著作権料の徴収を行う、と発表して世間の注目を集めている。このニュースを見て作詞作曲も手掛けている歌手「宇多田ヒカル」がツイッターで「学校の授業で私の曲を使いたい先生や生徒がいたら著作権料なんて気にしないで無料で使って欲しいな」と書き込んで大きな話題になった。このメッセージで宇多田ヒカルは2つの勘違いをしている。ひとつは学校の授業で使用される曲には著作権が及ばない事、そしてもう一つ本人がいくら無料で良いと言っても作詞・作曲をしている彼女には著作権料が発生してしまうという点だ。彼女のうっかりミスはさておくとして、宇多田ヒカルが言いたかったのは、音楽教室にまで著作権料の手を伸ばそうとするJASRACのセコさ加減についてだろう。10年以上前の話だがipodが普及し始めるとユーザーから著作権料を取ろうとして認められなかったり、社交ダンス教室で使用されるCD演奏の著作権料を取ることを考えたりとJASRACのハイエナぶりはつとに有名だ。社交ダンス教室からの著作権料取り立ては裁判の結果徴収が認められた事もあって、味をしめたJASRACが今度は街中にある音楽教室からの著作権料の取り立てを思いついたというわけだ。しかし、音楽教室から著作権料を取ることに反発する大手のヤマハ・カワイ・山野楽器などが「音楽教育を守る会」という団体を急きょ設立してJASRACに対峙するなど、「音楽教室」から著作権料を取り立てようとするJASRACの目論みには暗雲が立ち込めている。また裁判にまで縺れ込むことが予想されるが、その成り行きを注目したい。

アカデミー賞サムライアニメに負けてしまった「君の名は」。

f:id:gunjix:20170205223315j:plain

日本で大ヒットしたアニメ「君の名は」が、当然米国のアカデミー賞にノミネートされるだろうと思った日本人は多かったはずだ。しかし、先月末に発表されたアカデミー賞候補作品に「君の名は」の名前は無かった。代わりに長編アニメーション作品部門にノミネートされたのはアメリカ人の手で制作された日本を舞台にしたアニメ映画「KUBO and Two Strings」だったことは日本のアニメ映画ファンにとっては何とも皮肉な出来事だった。しかもそのストーリーは日本の昔話「桃太郎」を下敷きにしたような冒険活劇アニメーション映画なのだ。主人公の少年KUBOが偉大な侍だった父の死の真相を突き止めるべく、家族の結束のためにそして英雄としての自分の務めを果たすために悪との戦いを繰り広げるというサムライ活劇だ。「何とまあ古臭いパターンのこんなアニメ作品がアカデミー賞候補だなんて」と日本人は歯ぎしりする思いでいるが、米国アカデミーがアニメ作品に求めているのは相も変わらずこうした「冒険」の世界であり、主人公の「勇気」なのだ。つまり大人向けに作られたアニメ「君の名は」はアカデミー賞の審査員には理解されにくく、親子で楽しめる日本風の侍アニメ「KUBO」にこそアニメ本来の良さを感じてしまったという訳だ。日本のアニメ作品が本来親子で楽しめた日本アニメの元祖である手塚治が描いた世界からしだいに遠ざかり、大人向けのアニメ映画の方向へ向かってきているのはどういう訳なんだろう、と今回のアカデミー賞のノミネート作品を眺めながら、ふと考えさせられた。

チリ政府を日本が制裁すれば「仏留学生不明」犯人を逮捕できる。

f:id:gunjix:20170204171720j:plain

フランス留学中に行方不明になった日本女子学生の事件で殺人容疑でフランスの警察から指名手配されたチリ人の容疑者の身柄引き渡しを要請したフランス警察に対してチリの裁判所は「フランスの警察が男の容疑を立証する十分な証拠を提出しなかった」という理由でフランスからの要請を退ける判決を下した。事件発覚からすでに2か月が経ちネット上ではこの事件の迷宮入りが囁かれ始めているが、日本政府は何故か弱腰のままで事件の推移を只々傍観している状況だ。善良な日本の若者が迷宮入りしそうな海外での事件の渦中にある今こそ、犯人引き渡しを渋っているチリ政府に対して日本政府は強硬な制裁措置を取るべきだろう。アメリカのトランプ大統領を真似て事件の全容が解明するまでの間チリ人の日本への入国を全面禁止する措置や多額の経済援助を差し止めるなどの制裁を加えるべきだろう。南米の弱小国ゆえに、日本が強硬策を持ち出せばチリ政府は慌てて犯人の身柄を差し出してくるに違いない。日本政府や外務省はこうした強硬な外交テクニックを使った試しが無いが、父親のトラックの荷台に隠れて逃げ回っているというチリの「ストーカー男」を本気で捕まえたいのならあらゆる外交手段を講じて犯人の身柄引き渡しを要求すべきだろう。国を跨いで起こるこうした国際犯罪は今後ますます多発することが予想される。日本政府が日本国民を守るために毅然とした制裁措置をいま取らなければ、異国で依然行方不明のままで居る日本人留学生は浮かばれないままではないか。

大谷翔平のキックボクシング疑惑、医師のコメント無いのはナゼ?

f:id:gunjix:20170204094834j:plain

3月に開催されるWBC大谷翔平選手が右足首故障のため出場を辞退するという発表があり、大きな話題になった。テレビのスポーツ番組で大谷飛翔平選手本人が答えていたWBC欠場の理由が何となく腑に落ちない。「昨年の日本シリーズで痛めた右足が思いのほか良くならないので大事をとって欠場する」と述べたのだが、ここで誰でもが疑問に思うことだが半年前の右足故障が未だに治らないというのは、プロ野球選手としては深刻過ぎる状態なのでは無いのか、なぜ半年間も治療を、放置したままなのか、と疑問を抱いたのだが今朝の「キックボクシング疑惑」のニュースを見て「やはり仮病だったのか」とナゾが解けたのである。今年の1月にインスタグラムにアップされた大谷選手の自主トレ―二ングの動画に故障している筈の右足を使ってミットに向かって何度も強烈なキックを放つ大谷選手の様子が映し出されていたのだ。「故障している筈の右足であの強烈なキックとは」とネット上で「仮病の疑い」が巻き起こり大炎上している状況だ。そういえば大谷翔平のような人気のある選手が半年間も故障の続く深刻な症状なら欠場理由の説明の場に、必ず治療を担当した医師の説明が付きものなのに、今回のWBC辞退の理由説明の場に医師の専門的なコメントが一切無かったと言う不思議さ。インスタグラムの動画にはじまり、医師の説明が一切ない大谷翔平の「右足首故障事件」は、プロ野球ファンにとって大変失礼な出来事に違いない。日本ハムは、これら一連の疑惑に答える意味で、納得のいく説明責任があるのでは無いのか。知らんふりのままでは当の大谷選手が3月のシーズン開幕にノコノコ出てきたら何とも恰好がつかない話しだろう(笑)

イチローの最高年収より稼ぐ錦織圭はハングリーのワケが無い。

f:id:gunjix:20170203014322j:plain

昨年の「最も稼ぐテニス選手ランキング」で4位にランクインした錦織圭選手の年収は何と35億円を超えてるというから驚きだ。ちなみに、MLBイチロー選手がトップクラスの活躍を見せていた7年前(2010年)の最高年収の記録が契約年俸で15億円その他CM出演などのギャラを合計しても32億円という金額だ。しかも、これはイチローが37歳のときの年収だ。メジャー史に残る数々の記録を打ち建てたイチロー選手でもこれだけなのに、錦織圭は若干26歳で37歳のイチロー選手の最高年収をすでに超えてしまっているというわけだ。他のスポーツ界を見渡して見ても錦織選手よりも2歳年下で若干24歳のプロゴルファー松山英樹選手は日米でのツアー獲得賞金とスポンサー料を含めて年収が10億円程度、4歳年下のプロ野球界の逸材大谷翔平選手は年俸とCM出演料を含めても年収は5億円程度に過ぎない。昔から言われるスポーツ選手が勝負に勝つために必要なのはハングリー精神だというが、錦織圭が、しばしば指摘されてきた「メンタルが弱い」とい原因のひとつが「ハングリー精神」を持とうにも持てないほどのこの飛び抜けた「年収」を稼いでいることが大きなハンデなのかもしれない(笑)グランドスラムで一度も優勝の経験の無い錦織選手ですらプロ野球の大谷飛翔平選手の実に7倍もの年収が稼げるプロテニスの世界。かって日本人の親達はプロ野球選手やサッカー選手として自分の息子が大金を稼ぐことをこぞって夢見たものだが、それも今や昔、お金を稼がせたいのなら錦織選手の親がしたように幼いうちから海外のテニススクールで英才教育したほうが大金を稼ぐ息子に育てられる手っ取り早い方法かもしれない。

何となくウサンくさい「水素水」はやはりインチキだった。

f:id:gunjix:20170202225148j:plain

「血液がサラサラになる」「老化をふせぐ」「アトピーの皮膚に良い」などと謳ってコンビニなどで盛んに販売されている「水素水」。国民生活センターがこれらの「水素水」を販売しているメーカー10社にその効果を尋ねたところ、ほとんどすべてのメーカーが「水分の補給」が目的の商品だと回答したという。消費者にはさまざまな効能効果があると宣伝しておきながら国民生活センターへは「水分の補給」目的の商品だという2枚舌を使うのには実はワケがある。消費者に宣伝している効能効果をそのまま公的機関に言ってしまうとれっきとした「薬事法違反」であることが露見してしまうからだ。さらに国民生活センターが市販されているボトル入り「水素水」10点の水素含有量を調べたところ2点からは水素がまったく検出されず3点からは表示の水素濃度より含有量が低いという結果が出た。何と10点中半数が表示に虚偽があったことになる。このように、「水素水」は何とも胡散臭い商品なのである。「海洋深層水」とか「水素水」とかあたかも体に良い効果をもたらすネーミングの「水」に、消費者は安易に飛びつきやすい。そこを狙って何の効果もないインチキな「水」商品が次々に発売されることが後を絶たない状況だ。「薬事法」では、水はあくまでも水に過ぎない、つまり「水分補給」以外の効果は認めないというルールになっている。これからは「〇〇水」にはうっかり騙されないように注意することが肝心だろう。