ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

配偶者を亡くすと男は認知症、女性は幸福感が上昇する.

「おばあちゃんが亡くなると、おじいちゃんはすぐ亡くなるけど、おじいちゃんが亡くなるとおばあちゃんは長生きする」。お笑い芸人のこの「あるあるネタ」は実際にはどうなのか。千葉大学とボストン大学の合同研究チームが、日本の高齢者約2万6000人を対象に大規模な調査を行いデータを分析した。それによると、配偶者を亡くした際、男性は認知症や死亡のリスクが上昇し、身体的・認知的な健康に影響が及ぶ傾向が見られたのに対し、女性は一時的に幸福感が低下するものの、数年後にはむしろ幸福感や生活満足度が上昇するという興味深い傾向が浮かび上がった。なぜ、これほどまでに男女で異なる結果が得られたのか。研究チームは、この背景にはそれぞれの性別に対する社会的な期待や役割の違いが反映されているのではないかと推察した。男性の場合、仕事中心の人生を送ってきた人が多く、生活面や感情面で配偶者への依存が強い傾向があり、そのため、妻を亡くした男性は、これまで生活や感情面の支えとなっていた存在を失い、孤立感を深めてしまう可能性が高い、と考えられるという。一方、女性の幸福度が夫の死後に上昇する理由の一つとして、研究チームは「介護負担」からの解放という側面を挙げている。夫のほうが年上である夫婦が多く、体調を崩した夫の世話を妻が担うケースが結果として多く「夫との死別」が、ある意味では重いケアの役割からの解放をもたらしているのではないかと分析している。