
米紙「ニューヨーク・タイムズ」が、「日本のトイレの台頭」と題する特集記事を組んだ。記事によると、「アメリカの消費者は、洗浄便座について「馬鹿げた贅沢品」としてこれまでまともに取り合ってこなかったが、日本のウオッシュレットメーカーTOTOが何十年間もアメリカ人を説得し続けてきた結果、現在では社会現象にまでなる人気商品になった」と紹介。人気に火がついた理由としては、「5つ星ホテルやセレブの邸宅を紹介するSNS投稿にウオッシュレットが登場することが珍しくなくなり、コメディアンのアリ・ウォンが、Netflixの番組で「魔法の日本製トイレ」と絶賛したり、ラッパーのドレイクが友人のDJキャレドに4台ものTOTOを贈ったとかSNSでの波及効果が大きかった。さらに転機となったのが2020年のコロナ禍だ。トイレットペーパー不足によりアメリカ人がウォシュレットに目を向けるようになった。昨年の調査では、リフォームを行うアメリカの家庭の約4割以上がウオッシュレット機能付きトイレを選んでいるといい、TOTOのアメリカ事業の利益もこの5年で8倍以上に拡大しているという。日本ではトイレにも「神様が宿る」という思想があり、洗浄機能や暖房便座など日本人ならではの「利便性の追求」によって進化したトイレは、欧米でもさらなる普及が予測されている」。