
米国の民間雇用統計によると、2025年1〜9月に企業が表明した人員削減数は前年同期比5割増の約95万人に拡大した。企業が人工知能(AI)による効率化を先取りする形で人員を削減し、「雇用なき成長」すなわち「AIリストラ」に向けて動き出したことが理由とされている。AIに代替されやすい業務は、①データ入力・簡単な事務作業、②カスタマー一次対応業務、③マニュアル作成や翻訳作業、④経理・会計の請求書処理業務、⑤契約書等の法務事務処理、⑥コールセンター業務、⑦商品紹介や広告メッセージ作成業務、⑦広報活動業務、⑧アプリ開発など簡単なプログラミング、⑨企業活動関連ニュースや公表データの収集、⑩その他ロボットに代替できる画一的な作業、などが主なものとされている。これからの労働者に求められるのはAIでもできるレベルの単純なスキルではなく、AIを使いこなすスキルだという。AIが定型的な業務を代替していく中で、人間に求められるのは、創造性、批判的思考力、コミュニケーション能力、そして異なる分野の知識を統合して新しい価値を生み出す力だという。「AIリストラ」にならないために、現在自らが担っている専門性の中で、AIに代替できない自分の持っている「価値とは何なのか」を各人が定義する時が近い将来必ずやってくる。あなたはそのための「備え」が出来てますか?