ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

出っ歯で大女優になれたブリジッド・バルドー死す。

「フランスのマリリン・モンロー」とも形容され、20世紀のヨーロッパを代表するセックス・シンボルであった女優のブリジッド・バルドーさん⬆️が91歳で亡くなった。小さいころ親指を吸っていたため出っ歯になってしまったことをコンプレックスに感じていた彼女は、14歳のときに雑誌「エル」の表紙を飾ったことをきっかけにモデルとして活動、22歳で最初の夫であるロジェ・ヴァディムが監督した『素直な悪女』(1956年)での小悪魔的な演技でフランスやアメリカで人気に火がついた。ぽってりとした唇をすねた子どものように尖らせ、くるくると表情を変えながら男たちを翻弄する彼女の演技が世界中の男達をトリコにしたのだ。「出っ歯」が最大の悩みだったブリジットだが、皮肉にもこのコンプレックスがなければ、代名詞であるセクシャルな表情は生まれなかった。フランスを代表する女流哲学者ボーヴォワールも、彼女を“ファム・アンファン”(子どものような女)と形容するなど、皮肉にも彼女の「出っ歯」こそが世界中の男達をトリコにする最大の武器になったと称賛した。しかし、40歳になる直前1973年を最後に女優業引退宣言をした彼女は、「動物愛護活動」に専念するようになる。2024年には、日本の「調査捕鯨船」によるクジラ捕獲を批判する声明を出すなど、年老いても「動物愛護」に情熱を傾け続けたブリジッド・バルドーさん、御冥福を祈りたい。