
寒い季節、入浴する際に急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中、失神などを引き起こすヒートショックに注意が必要だ。生活習慣病、血管・心臓などの循環器系のエキスパートである循環器専門医・池谷敏郎医師が、熱い湯船に浸かって血管が拡張し、血圧が急激に低下することで起こるめまいや意識消失を予防するための「入浴法」をアドバイスしている。寒い季節に安心してバスタイムを楽しむための入浴のコツは、「オヤジっぽく入り、年寄りっぽく出る」ということだそうだ。42度以上のお湯に急に浸かると、交感神経が刺激され、血管がキュッと収縮して、血圧が一気に上がってしまう。そこで、39度から41度のややぬるめのお湯に、「はぁ〜」と言いながらゆっくり脱力して入るのがコツ。温泉に行くと、おじさんが「はぁ〜」と気持ちよさそうに入っている、あのイメージ。ゆっくり脱力して入ることで、血圧の急上昇を抑えられるのだという。そして、湯船から出る時には、「どっこいしょ」とあえて声に出しながら、ゆっくりした動作で、脳まで血液がのぼる時間を確保しながら立ち上がるのがベストだという。お湯に浸かっている間に体が温まり血管が開いて血圧が下がる、その状態でいきなり立ち上がると、頭まで十分な血液が届かず、脳貧血を起こす危険があるからだ。「オヤジっぽく入り、年寄りっぽく出る」健康管理に役立つ「入浴法」ぜひ、お試しあれ。