
ドジャース山本由伸投手は、ブルージェイズとのワールドシリーズ第6戦で96球を投げ勝ち投手になった翌日の最終戦にも9回1死一、二塁の窮地でリリーフ登板。ピンチをしのぎ、延長11回まで34球の熱投でワールドシリーズ胴上げ投手に輝いた。山本は試合後の会見で、誰が見てもリスクの大きい連投での登板を可能にした理由について、専属トレーナーの「矢田先生のおかげ」⬆️だったと語った。 前日6回96球を投げ終えた第6戦の後、山本がプロ入りした18歳から身体のサポートを受けている専属トレーナーで整体師の矢田修氏に「投げ終わって、これが最終登板だと思っていたので、ずっと練習を教わっている矢田先生に『1年間ありがとうございました』と感謝を伝えた」すると、「明日ブルペンで投球できるくらいに(体を)持っていこうか」と言われ、マッサージを受けたという。「今日も起きて(球場に)来る前にホテルで先生の治療を受けて『今日の身体はこんな感じだから、こんな感じで動いていこうか』と動作のアドバイスも受けたという。そして実際にブルペンでの投球を始めた山本は、「練習してみたらすごく感覚が良くて、本当に気づいたら最終戦のマウンドにいました」と矢田先生のおかげで連投できるコンディションに自身の身体が変化していたことに自身も驚いたという。 山本由伸のワールドシリーズ6・7戦奇跡の「連投」、影で支えたのは、矢田修トレーナーだったのだ。