
現代人が肌身離さず持っているスマートフォン、リビングや公共交通機関の中、トイレの中でもスマートフォンを触っているため、スマートフォンの表面には、さまざまな細菌が付着していて、表面を綿棒で拭いて付着している微生物を調べると、数百種類もの細菌やウイルスが発見されるという。表面の除菌は、「家庭用洗剤を染み込ませた布や一般的な除菌シートでサッと拭くだけでOK」と思う人もいるかもしれないが、不適切なツールや方法を使用するとスマートフォン表面にダメージを与える可能性があるそうだ。ほとんどのスマートフォンには、指紋や汚れを防ぐ薄い膜である「はつ油層」のコーティングが施されていて間違った成分が染み込んだ除菌シートなどを使うとこのコーティングを剥がし、かえって画面に汚れが付きやすくなったり、タッチの反応が悪くなったりする可能性があるようだ。スマホメーカーは、「70%のイソプロピルアルコールを含有したワイプ、柔らかいマイクロファイバークロス、ナイロン、ウマやヤギの毛でできた柔らかいブラシ」などで拭き取ることを推奨している。長らく除菌シートの使用を推奨していなかったAppleも、2020年の新型コロナウイルスのパンデミック以降、「70%イソプロピルアルコールを含む除菌シート」あるいは「Cloroxの除菌シート」を使用してスクリーンを拭くことを推奨するように、ガイドラインを改定した。スマホ表面の「除菌」は、あくまで素人判断で勝手にしないことが肝心なようだ。