ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

でたらめな歌詞で歌いグラミー賞、エラ・フィッツジェラルド。

ジャズヴォーカルで最高のライブアルバムと称賛されている1960年録音のアルバム「Ella in Berlin」⬆️。アメリカのジャズボーカルを代表する女性シンガーであるエラ・フィッツジェラルドが歌詞をうろ覚えのままで歌った「マック・ザ・ナイフ」、エラが即興ででたらめな歌詞で歌い切ったその功績が認められ、第3回グラミー賞で最優秀女性ボーカル・パフォーマンス(シングル)と最優秀女性ボーカル・パフォーマンス(アルバム)を受賞した。この歌詞を知らずにエラが歌った「即興事件」についてバンドのベース奏者ミドル・ブルックスがこう証言している。「エラを含めたバンド一行が、ベルギーでの演奏を終え、不眠のまま空路ベルリンに入り深夜のコンサートに臨む事になった。私たちバンド一行は全員、疲労困憊の状態でしたが、そんなとき、エラが振り返り、「『マック・ザ・ナイフ』をやろうよ」と言いました。エラは、この曲の歌詞を完全に覚えているというわけではなかった、のにです。そしてエラは、ステージの方を振り返ると、曲の開始を告げました』。この時エラは43歳、油の乗り切ったヴォーカリストとして、歌詞を知らない部分にジャズの醍醐味であるアドリブを堪能できるスキャットを取り込み「マック・ザ・ナイフ」を臨場感あふれる最高の一曲に仕上げて見せたのだ。ぜひ、YouTubeでElla in Berlin  Mack the Knifeと入力して視聴することをオススメしたい。