ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ブラッド・ピット映画のポスター、「AKIRA」をパクった。

ブラッド・ピット主演の大作映画「F1/エフワン」、伝説のF1レーサー、ソニー・ヘイズが、常識破りの作戦で、F1の頂点を目指していく物語。世界中で公開初週の興行収入ランキング1位を記録し、公開から10日間で興行収入2億9300万ドル(約428億円)を突破。Apple作品の歴代最高記録を更新したという。そんな中、この映画の宣伝ポスターが日本のアニメ史に残る傑作映画、「AKIRA」のポスターの「構図」をそっくりパクったのではとアニメのファンから批判の声が出ている。⬆️「AKIRA」のほうはバイクのほうへ向かう様子、「F1/エフワン」はマシンから離れる様子であり、その点が大きな違いだが、上から見た構図はどうしても「AKIRA」をほうふつとさせ、構図をパクったのではないかという多くの声が挙がっている。それで、思い出されるのはディズニー映画の「ライオンキング」が手塚治虫のアニメ「ジャングル大帝」から様々な「構図」をパクったとされた盗作疑惑、ディズニー側はあくまで否定したが手塚治虫がライオンの活躍舞台を実際のサバンナ(草原)ではなくジャングル(密林)にしていた点までそっくり真似たことでパクリであることがバレてしまった。日本のアニメーターの「構図」が、欧米のアーティストにパクられるようになったのは、今から150年前のパリで、ジャポニスムと呼ばれる浮世絵の「構図」をゴッホやルノワールやマネなど有名な画家達に模倣されたことから始まった。「左右非対称」や背景の余白、対象物の一部を拡大したり切り取ったりした大胆な「構図」は、西洋絵画の常識からかけ離れた未知との遭遇、素直な驚きとともに受け取られたのだ。今回のパクリ疑惑も、恐らく「AKIRA」作品へのオマージュ(尊敬心)から出たものなのかもしれない(笑)