
ドジャースの大谷翔平選手が、ホワイトソックス戦に1番・指名打者で先発出場、4回に5年連続となる30号ホームランを放った。第3打席、相手先発シェーン・スミスが投じた内角低めのスライダーを振り抜くと、打球は右中間スタンドに着弾、米メディア『Talkin’ Baseball』は「ショウヘイ・オオタニは5年連続30本塁打の大台!」と速報し、『30HR』と大きく記した大谷の画像をSNSに投稿した⬆️。実は、大谷が30号HRを打ったこの打席で、不思議なことが起こっていた。1球目のチェンジアップはボール、2球目のカーブは空振り、3球目のカーブはボール、そして4球目のスライダーを大谷がファウルした瞬間、後ろに立っていたアンパイアの右ひざにファウルボールが直撃しアンパイアが右ひざを抱えて悶絶した場面、その一瞬に誰よりも最初に気づいたのがキャッチャーではなくキャッチャーより前に立っていた大谷だった。ファウルボールが当たった瞬間に後ろを振り返り、アンパイアに向かって「大丈夫?」と真っ先に声をかけた大谷選手、これを見たNHKテレビ中継の解説者今永氏は、「大谷は後ろにも目がついてるようだ」と感嘆しきりだった。このファウルの後の6球目スライダーをホームランにした大谷選手、打席に立ったら全神経をボールに集中しているスーパースターの姿が、垣間見えた瞬間だった。