ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

51年前「モナリザ」に赤いスプレーを吹きかけた日本女性。

イタリア美術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた肖像画「モナリザ」は、「世界でもっとも知られた美術作品」で知らない人はいない。第二次世界大戦後、「モナリザ」を狙った損壊事件が相次いだことから、『モナ・リザ』は防弾ガラスのケースに収められた。そして51年前の1974年4月、日本の東京国立博物館にフランス政府が貸し出し、展示されていた『モナ・リザ』が、足の不自由な女性「米津知子」(⬆️右写真)によって、赤色のスプレー塗料を吹き付けられる事件が起った。モナ・リザ展の開催前に、文化庁が混雑防止のため、「混雑が予想されるから、付き添いが必要な障害者や老人、赤ん坊づれは観覧を遠慮した方がいい」という談話を発表し各障害者団体等が「抗議活動」を行う中でこの事件は起きた。開催初日に、幼児期にポリオに感染し、右足首に麻痺があった身体障害者米津知子(25歳)は、モナ・リザに赤いスプレーを噴射、モナリザ本体にはかからず、防弾ガラスケースの下部を赤く染めただけだったが、大騒動になった。米津は、犯行の動機について「障害者だけでなく子連れの母親なども排除した。いくらなんでもひどすぎないかと怒りを感じたから」と後に語っている。その後も2009年にフランス市民権取得を拒否されたロシア人女性がコップを投げつける事件、2022年にはフランス人男性が女性高齢者に変装してクリーム菓子を投げつけ、2024年に環境活動家の女性がスープをかける事件が起きたが、いずれも2005年から設置されている防護用の強化ガラスに阻まれ『モナ・リザ』への影響はなかった。