

現代美術家・奈良美智氏(65)=⇧右が、米誌タイムの「世界で最も影響力のある100人」の1人に選ばれた。奈良氏は、1999年頃に世界的に評価されている現代美術作家となり、ニューヨーク近代美術館 (MoMA) に作品が所蔵されるなど日本の現代美術の第2世代を代表する1人となった。2000年に描いた、つり目の少女『Knife Behind Back』が、2019年サザビーズオークションにおいて奈良作品の最高額である2,490万ドル(約27億円)で落札されている。そんな奈良氏が2009年に、ニューヨークのイーストビレッジにあるバー「ナイアガラ(Niagara)」で、壁に落書きした絵が、数億円の価値があるとして話題になっている。奈良氏の落書きは、縦が3フィート(91.5センチ)横が8フィート(244センチ)の壁に少年や少女が楽器を演奏している様子が描かれている=⇧左。専門家はこの落書きだけで500万ドル(約5憶4000万円)の価値があると評価している。バー「ナイアガラ」では現在、奈良氏の落書きにプレキシガラスでカバーをしており、訪れた人達が誰でも鑑賞できるようになっている。同店のバーテンダーであるジェレミーさんは、落書きについて「これを売りに出す予定はありません。このバーがここにある限り、彼の作品はここにあります」と話している。落書きでも5億円、奈良美智氏は、「世界で最も影響力のある100人」に選ばれるにふさわしい日本人であることに、間違いなさそうだ。