
MLBで話題騒然の新形状のバット「魚雷(トルピード)バット」⇧。先端が細く、最も太い部分が真ん中寄りで、ボウリングのピンにも似た新兵器。ヤンキースの主力選手たちがアーチを量産し、その効果が他球団へも波及、一気に球界全体へ広がっていく勢いだ。「魚雷型バット」の最大の特長は芯の位置。通常は先端寄りだった芯が、手元に移り、これまで「詰まらされる」ことが多く悩んでいた打者には、ほぼ固定されていた芯の位置をずらすという「選択肢」が生まれた。バットの芯自体が広がると指摘する声もある。バランスが手元に移り、人によってはスイングスピードの向上も期待できるという。ドジャースのマックス・マンシー内野手(34)は、この魚雷バットをチームに真っ先に持ち込んだ。 先日のブレーブス戦で初使用したが、第1打席から二ゴロ、右飛、空振り三振と効果が見られず、第4打席には従来のバットに戻した。すると2点を追う8回に起死回生の同点二塁打を放ち、大谷翔平投手(30)の劇的なサヨナラ3号弾を呼び込んだ。試合後、マンシーは「今のバットで満足している」と、わずか1日で魚雷バットに見切りをつけたことを明かした。最初「このアイデアは本当にクールだ」とすぐに飛びついたが「実際の芯の位置は、誰にでも合うわけではない、僕はキャリアを通して同じモデルのバットをスイングしてきた。バットの一番先端にあった芯の位置をヘッドの真ん中あたりに変更すると、すごく違和感があったんだ」と見切りをつけた理由を語った。大谷選手は、魚雷バットの使用について「いきなり使うということはないと思います。最初から可能性を排除するということもないけど、今のバットで十分満足している」と語っている。