
日本プロ野球界で歴代2位の350勝を記録しているレジェンド投手の米田哲也老人87歳が、自宅近くのスーパーで350ミリの缶酎ハイ2本(303円)を万引したとして窃盗の疑いで現行犯逮捕されたニュース。スーパーの店員が店内で米田容疑者が着衣の中に缶酎ハイを隠した瞬間を目撃し、店外に出た直後に声掛けして発覚したという。店長が110番して駆けつけた警察官に米田容疑者が「缶酎ハイを万引したことは間違いありません」とはっきりした口調で認めたため逮捕したという。このニュースに、弁護士の紀藤正樹氏(64)が、X(旧ツイッター)に「悲しい。缶チューハイ2本(販売価格303円)を盗んだ疑い、米田氏をご親族かどなたか助けてあげられないのか。弁償をきちんとし健康を回復させる。そういった方はいないのだろうか」と疑問を投げかけた。日刊スポーツの記事によれば、米田哲也容疑者が住む自宅には、一緒に暮らす奥さんが居て取材に対して「今はちょっと、お話はできません」と言葉少なに語ったという。たった303円の万引きで米田氏が逮捕されたのは、老老介護の暮らしをしている奥さんが、身元引受を断ったためだろう。警察は、身元引受人が居ないので安直に米田老人の逮捕に踏み切ったのだろうが、紀藤弁護士が言うように、わづか303円を弁償できる親族を警察はもっと丁寧に探すべきだったのではないのか。