ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

日露戦争を知らなかったトランプ、ウクライナ停戦はムリ。

米国トランプ大統領は、大統領就任後直ちにウクライナ戦争の停戦交渉をロシアのプーチン大統領と電話で協議したと明らかにした。そこで、思い出されるのが120年前の1904年2月に勃発した日露戦争の「停戦交渉」だ。日本は、1905年3月の奉天会戦勝利、5月のバルチック艦隊撃滅などの成果を収めたものの、さらに戦争を続けていくには、軍事的にも経済的にも困難が予想された。一方のロシアは、帝政を打倒しようとする革命勢力が台頭して国内が不安定になり、1905年6月には黒海艦隊の戦艦ポチョムキンの水兵が反乱を起こしていた。こうした状況の中で、日本は米国のルーズベルト大統領に、和平の仲介を依頼し、ロシアのニコライ2世も、帝政を守るために、日本との戦争よりも国内の革命勢力との戦いを優先させるため日本との和平に応じたため、我が国は日露戦争で勝利を収める結果となった。こうした日露戦争の歴史について、トランプ大統領はかって2017年第1期目の大統領就任後、日本の安倍元首相が日本はかつてロシアと戦争をしたと話すと、トランプは日露戦争について学んでおらず、「それでどちらが勝ったのか?」と尋ね「日本が勝った」と答えると「おお、それは良かった」と喜んだというエピソードがある。「日露戦争」の歴史について学んでいないトランプ大統領、その彼がロシアとの「ウクライナ停戦交渉」を、果たして無事にまとめられるものだろうか