
ドジャースの新たなスター候補の佐々木朗希投手が、オープン戦初登板でいきなり見事な投球を見せた。3イニング、46球を投げ、2安打、5三振、無失点スタートを切った。米国メディアは、佐々木の投球、中でも鋭く落ちるスプリットを称賛する声が目立った。「佐々木がなぜこんなに注目を集めるのか疑っていたが、ここまですごいスプリットを投げるとは予想していなかった」「佐々木のスプリットは突出している。まるでカーブのような落差だった」。確かに、佐々木がこの日投じた18球のスプリットは落差が大きく、打者がスイングした8球のうち7球は空振り。もう1球もセンターへの平凡なフライだった。MLB公式が運営するデータサイト『Baseball Savant』によると、佐々木が投じたスプリットの「スピンレート」は異常ともいえる値を示したという。「スピンレート」とは、投球されたボールが1分間で何回転するのかを表したもので、この日の佐々木のスプリットは平均で518をマーク。これは昨季メジャーでスプリットを投じた111投手と比べても最も低い数値なのだ。スプリットのスピンレートは低いほど落差が大きいため、打者はコンタクトが難しくなる。この日の佐々木が記録した空振り率87.5%は、まさにその裏付けともいえるだろう。初登板でメジャーのバッターを手玉に取ってみせた佐々木投手の「魔球」は、まさにホンモノだったのだ。