ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ビニール袋を食べるウミガメ、生息数が増えている?

WWF(世界自然保護基金)が、約700種の海洋生物がプラスチックごみの誤飲被害を受けているという調査結果を2018年に発表して、世界中が大きな衝撃を受けた。既に世界の海に存在しているとされるプラスチックごみは、合計で1億5,000万トン。そこへ少なくとも年間800万トン(重さにして、ジェット機5万機相当)が、新たに流入していると推定されている。こうした中、ごみが漂う海でウミガメがクラゲと間違って食べたポリ袋を胃腸に詰まらせ、苦しんで次々に命を落としている⬆️、というテレビやインターネットの映像を通じてウミガメが、絶滅の危機に瀕していると多くの人々が捉えている。ところが、NPO法人「日本ウミガメ協議会」の調査によると、ウミガメの数は世界的に増加傾向にあり、日本でも様々な産卵地で母ガメもしくは産卵回数の増加が報告がされているという。「日本ウミガメ協議会」では2009年から黒島海域にいるウミガメの数を調べているが、この10年で200頭から倍の400頭にまで増えているという。さらに、ウミガメの保護活動を行うNPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)は、年間100頭ものウミガメの漂着死体の調査をしているが、胃や腸の内容物を調べてみると、7~8割のウミガメがプラスチック類を食べていることがわかったが、プラスチック類を食べても殆どが体外に排出されるため、喉や内臓に詰まらせ窒息死することが、直接の死因ではないこともわかったという。「ウミガメ絶滅の危機」は、どうやらマスコミが作り上げたオーバーな表現のようだ(笑)