ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

お洒落なパリジェンヌは、ブランドロゴの入った服は着ない。

講談社のWEBメディア「With on Line」が、日本からフランスに移住し、現在、フランス人の夫と子ども3人で暮らすデジタルクリエーター・ロッコさんに、フランス人から学んだ「お洒落の極意」についてインタビューした記事が興味深い。「パリジェンヌが、先ずブランド物に、そもそも興味がない人が大勢いるという事実に衝撃を受けました。ある友人は、ブランド物について、「否定はしないけれど、自分らしくない」と断言します。正直私は、日本で流行を追いかけていた頃は、「自分らしさ」なんて考えていませんでした。ブランド主義だった私は、ロゴ入りの服ばかり持っていました。 恥ずかしながら、「ヴィヴィアン・ウエストウッドオーブや、マルタン・マルジェラの白いタグにこそ価値がある!」とさえ思っていた時期もあります。 ですが、私の身近にいるシンプルなのにいつもおしゃれな着こなしをしているパリジェンヌは、どんな服でも、選ぶ基準は「自分に似合うかどうかだけ」と言います。 その友人は、ファストファッションや古着でも、服を「ただ着る」だけではなく、自分のスタイルに「なじませる」、パリに来て、友人を通して、そんなふうに洋服と深く付き合うこともできるんだなあと考えさせられました。パリの女性は、大胆にブランドのロゴが入っている服は、どれだけデザインが好みでも決して購入しない。「だって私は、歩く広告じゃないもの!」、そんなふうに話してくれました」。ブランド信者の日本女性には耳に痛い話だろう(笑)