新年を迎える大晦日の風物詩として親しまれている「除夜の鐘」。この音を聞くと、新しい年を迎える実感が湧くという人も多いだろう。しかし近年では、騒音問題や時代の変化によって、除夜の鐘を取りやめる寺院も出てきている。昨今では近隣の住民から「うるさい」と苦情を寄せられ、除夜の鐘を中止をしたり、時間をずらしたりするお寺が後を絶えないという。日本伝統の正月を迎える行事「除夜の鐘」について、調査サイトSirabeeが、全国の10代~60代の男女615名を対象に実施した調査では、全体で54.6%が「除夜の鐘がなくなるのは寂しいと思う」と回答した。その一方、「何も思わない」と答えた人は42.0%、「なくすべきだ」と答えた人は3.4%だった。多くの人が日本の伝統行事「除夜の鐘」に対して、かなり強い愛着を持っていることが良くわかるが、無くすべきだと答えた人は少ないものの、「何も思わない」と考えている人が4割もいるのも時代の変化と言えるだろう。「除夜の鐘に対するクレーム」についてのSNSでの反応、「どこかのお寺はクレームが30件ほどきて、除夜の鐘を中止するって言っていたけど…正直30件の苦情より、伝統を続けてほしいって人の方が多い気がするんだけど。なんで少数派の意見が採用されてるの?」(30代・女性)「除夜の鐘って今に始まったことじゃないよね…?大昔からあるよね?それが嫌とか言うのなら、その期間だけ日本を離れるか耳栓をするかしたらよくない?なんで個人的にうるさいって感じるからと他の人たちが楽しみにしている伝統をなくそうとするの?意味不明」(20代・女性)。日本人にとって「除夜の鐘」の伝統行事はぜひ続けて欲しいもののひとつだと思いませんか。