ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

小倉智昭さんの遺言、「老後にやろう」は後悔の元。

フジテレビ朝の情報番組「とくダネ!」のキャスターを務めたフリーアナウンサー小倉智昭さんが、2016年に膀胱(ぼうこう)がんを公表、肺にも転移するなど長く闘病生活を続けてきたが、力尽き77歳で亡くなった。 小倉さんの訃報にSNSでは、9ヶ月前の3月30日に公開された新聞の連載コラム『老後にやろう』はダメ 闘病の末の本音」と題した小倉さんの過去記事⬆️に注目が集まった。8年前の69歳から始まったガンとの闘いの中で、「今の状態は理想の隠居じゃない」という言葉で始まるコラム、小倉さんの自宅には、最新設備のオーディオルームに未視聴のDVDやCDがたくさんあるが、耳が聞こえにくくなってしまったと小倉さんは嘆き、体が動くうちに海外旅行をすればよかった。ワインのおいしいお店に行っても自由に飲めない」と後悔をつづり、「若いうちにやれることがあったらやったほうがいい。老後にやろうと思っていても、老後になるとできないことがあまりにも多すぎる」と綴っている。確かに、若い頃は、自分の老後が病気との闘いの日々になるなんて予想する人は誰も居ないだろう。いつ襲ってくるかわからない病気に備えて、「若いうちにやれることはやっておけ」という小倉さんの「遺言」は、傾聴に値する意見だろう。