「日本排尿機能学会」が、男性の排尿時の疫学調査を約20年ぶりに実施した。男性の排尿時の姿勢について調査した所、20代の男性の約7割、50代でも半数以上が座って排尿を行ういわゆる「座りション」をしていることがわかった。「座りション」の傾向は若ければ若いほど多く、未婚者よりも既婚者により顕著に見られたという。欧米ではどうか、英国のインターネット市場調査会社「YouGov」によると、ドイツでは男性の62パーセントがほとんどの場合座って用を足し、イギリスでは、座って用を足す人の割合がヨーロッパで最も低く24パーセントの人が座って用を足しているという。「座りション」が世界的に増えたのは、立ったままで排尿するとトイレ内に細菌が広がる可能性が男性の間にも認識されつつあるためだ。X にシェアされたビデオでは、立って小便をすることがいかに不衛生であるかが明らかにされている。動画で見てみると、立ったまま便器の奥を狙って排尿しても 7,550 滴以上の尿が便器全体に飛び散る様子が明らかになり、また歯ブラシを比較的近くに置いておくと、歯ブラシも飛沫で覆われてしまうこともわかったという。医学的な面では、ライデン大学医療センターの研究者らが、「座りション」によって、立ったままでするよりも膀胱が早く空になる可能性があることを発見、さらに、座ることで尿をより完全に排出するのに役立ち、尿路感染症のリスクを軽減するなど、多くの利点があることがわかったという。で、あなたはまだ立ったまま、してますか?