三菱ＵＦＪ銀行、ある行員が東京都内の２つの支店で２０２０年４月から２４年１０月までの約４年半の間に、貸金庫を管理する立場を悪用し約６０人の顧客の金庫を無断で開けて金品を繰り返して合計十数億円を盗んでいたことが判明。行員は犯行を認めておりすでに懲戒解雇にしたと三菱ＵＦＪ銀行は公表した。このニュースに、コメンテーターのひろゆき氏が、Xで、「コンビニで、５００円分のコーヒーとパンを盗んで、店員に頭突きした男性は実名と顔写真が出された」のに、「三菱ＵＦＪ銀行の銀行員が貸金庫から十数億円盗んだのに名前も顔も出てこない」と指摘。「一流銀行の管理職ともなると上級国民なのかな？」と皮肉っぽくつぶやいた。犯罪を犯した行員が、匿名のままで報道されている理由は、この窃盗事件が、刑事事件としてまだ立件に至っておらず行員が逮捕されてないから、銀行の懲戒処分対象者の個人情報は公表できないから、などが理由として考えられるのだが、事件を捜査中の警視庁は、一流銀行のエリート社員による巨額な窃盗事件への国民の「処罰感情」を考えれば、この行員の名前や顔出しをマスメディアに公表すべきではないのか、今の世の中、個人情報管理が優先で肝心の「処罰感情」を忘れ過ぎている、そう思いませんか。
