ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ゲームの神様・宮本茂、チャブ台をひっくり返して神になった。

あのマリオとゼルダの生みの親であり世界的なキャラクターを次々と生み出し、著名なゲームクリエイターから神と崇められ、リスペクトされ続けているゲームの神様・宮本茂氏(72)⬆️をご存知だろうか。彼は、ゲーム会社ニンテンドーに入社して3年目28歳の時、1981年発売の世界的ヒット作品「ドンキーコング」をプログラミング以外をほぼ1人で担当して作成、この作品で宮本さんはドンキーコングだけでなくプレイヤーキャラクターであるマリオをも生み出した。やがて、ニンテンドーが発売するゲームの監修役となった宮本さん、当然ながら神の視点からゲームの出来にダメ出しをする。そのダメ出しの仕方が強烈で、なんと後輩のスタッフたちが作り上げたゲーム企画をほぼゼロにしてしまう、ほぼ完成した全部をひっくり返すそのダメ出しを、開発スタッフたちは畏怖を込めて「ちゃぶ台返し」と呼んでいる、という。宮本さん本人は、「ちゃぶ台って、趣味でいつでも返せるわけじゃない、自分で全体が見えていないと返せないものなんですよ。『これじゃダメ』というときに、構成などを変えることで、何か見えかたが変わったり、価値が変わったりすることが自分で見えているときに返すのがちゃぶ台です。自分で見えてないときは『ダメ』と言うだけで、その場合は何かを変更するわけじゃない」と「ちゃぶ台返し」は、制作に深く関わっている現場監督だからこそ行える「愛のムチ」なのだ、と説明している。