キリスト教の大本山として知られるバチカン市国のローマ教皇庁が、ローマ巡礼者に特別の赦しを与える年である「聖年」の公式マスコット「ルーチェ」を発表した⬆。「ルーチェ」はイタリア語で「光」の意味で、巡礼者の少女がモチーフとなっており、巡礼者の必需品のレインコートや杖を着用している。デザイナーのシモーネ・レニョさんが考案した日本アニメのキャラクターを模したそのデザイン。ローマ教皇庁としてもその点を意識し、バチカンの聖年主任主催者であるリノ・フィジケラ大司教は、アニメ風のデザインを取り入れた事について、「世界中の若者に愛されている日本のポップカルチャーと関わるということは、バチカンの目標の一環である」と述べている。これに対する世界中のキリスト教徒からの反応。「私はアニメファンではないから好きも嫌いもない。若い教徒がアニメが好きなのは理解してるし、デザインでも象徴性に関して細心の注意が払われてる。全体的によく出来てると思う」「私たちは凄い時代を過ごしてるね。ローマ教皇庁が日本アニメの人気に頼るなんて……。信じられないし混乱してる」「ある意味笑っちゃうけど大歓迎。もっとカトリックの考え広めるためにも、日本のポップカルチャーの力を借りるべきだ」「私はすごく可愛らしいと思う!日本のデザインってどんなキャラクターでも、絶対に可愛くできるのが凄い」「バチカンまで日本アニメを認めてくれてるんだ。素晴らしく恵まれた時代じゃないか」。