学術誌「Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition」に掲載された研究論文によると、炊きたてのご飯、炊いてから常温で10時間冷ましたご飯、炊いてから冷蔵庫に24時間入れたあと再加熱したご飯を比較したところ、冷蔵後に再加熱したご飯は、炊きたてのご飯と比べて、ご飯のでんぷんがレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)という成分に変化し、その量が2.5倍以上に増えることがわかった。常温で冷ましたご飯でも2倍に増えていた。また、冷蔵後に再加熱したご飯を食べた場合には、炊きたてのご飯を食べた場合よりも血糖値の上がり方が緩やかだったという。ご飯を冷やすと増えるレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)とは、食物繊維と同じで分解しにくく小腸で吸収されず大腸まで届いて腸内をキレイにする働きもあるという。レジスタントスターチは、熱いご飯がゆっくり冷めてゆくことで増える性質があり冷蔵庫で時間をかけて冷やすのが最適、食べるときに温め過ぎるとレジスタントスターチが減るので、手で触れて熱を感じない温度が理想、また、冷やご飯に温かいカレーや汁物をかければレジスタントスターチは、減らないという。さっそく、「冷やご飯ダイエット」あなたも始めてみませんか?