スマホのメーカー別のシェアは、2023年のデータによれば、Androidの世界市場シェアは約70.1%に達しており、一方でiPhoneは世界シェア約29.2%だ。ところが、日本では2022年の統計データによると、スマートフォンの約69.1%をiPhoneが占めているのだ。世界での使用率に比べて日本人はなぜこれほど突出してiPhoneを愛用しているのか。しかも、iPhoneはAndroidと比べて価格が高いものが多く、「iPhoneは高い」という声を良く聞くが、それでもiPhoneを持ち続けている日本人の不思議。日本でiPhoneが初めて発売されたのは2008年、ソフトバンクだけが販売していた。2009年にソフトバンクは実質0円でiPhoneを購入できるプランで一気に契約者を増やすと、これを見たauは、2011年「iPhone4S」の取り扱いを開始。それでもiPhoneを無視し続けていたNTTドコモも、契約者が大量に流出する不振に陥ったため2013年「iPhone5S」「iPhone5C」がドコモからも発売され、日本での販売開始から5年後、携帯全社が扱うようになり、iPhoneユーザーは一気に全国に広がったのだ。こうなると「みんなが使ってるスマホがiPhoneだから」という同調圧力によって、日本人の7割がiPhoneユーザーになってしまったというわけだ。ところで、あなたは「みんなが使ってるiPhone」ユーザーですか(笑)