ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

遺産相続で億万長者セレブになる人、1年間で何人いるのか。

高齢化している我が国では、相続税の申告を行う人数や相続資産額が年々増加してゆく傾向にあり、相続をきっかけにセレブに仲間入りする人々も増えているという。国税庁の調査によると、昨年2023年は相続税の課税対象者が約15万人となり、合計で約22兆円もの資産が受け継がれたという。 これを単純に1人あたりで割ると、被相続人1人当たり1億5000万円の資産を相続している計算になる。しかし、資産額が1億円を超えるセレブ(富裕層)な人は、国民全体の約3.8%⬆約148万世帯だ、したがって相続によって億万長者になれる人も、相続税の課税対象者約15万人の約3%程度にやはり限られるようだ。2022年に三井住友トラスト・資産のミライ研究所「相続資産の規模と形態について」の調査では、「相続を受けたことがある人」の相続額は、・20~29歳:906万円 ・30~39歳:2628万円 ・40~49歳:1677万円 ・50~59歳:2850万円 ・60~69歳:2463万円 、平均的な遺産の相続額は、2,114万円ということになる。男女によっても平均とされる相続遺産金額は変わり、男性は2,885万円、女性は1,301万円が平均だという。 相続で受け取った遺産の使い道は、貯金する、ローン返済に充てる、住宅や車などの高額な物を購入する、資産運用して増やす、土地を賃貸などで活用する、必要のない不動産を売却する、寄付をする、などだ。汗することなく手に入る遺産、くれぐれも「オレオレ詐欺」に渡さないよう注意が必要だ。