米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が、本拠地レイズ戦で、9回ツーアウト最後に回ってきた打席で 実に劇的な40号サヨナラ満塁弾を放った。同時に日本人初、メジャー史上6人目となる40本塁打40盗塁を達成した。まるで絵に描いたような衝撃的なストウリーだった。この日先発したドジャースのミラー投手は、「ちょっと予想してたんだ。サヨナラ満塁弾で40-40を達成したらどれだけクールだろう、ってね」と大谷の約束されていたかのようなその一振りに、感嘆とした様子で絶賛した。3−3の同点で迎えた9回裏、ツーアウト1・2塁の場面で代打が送られた。4日前に2ランHRを打っているチャンスに強いマンシーだ。彼は恐らく打って出ることでフォアボールを選択するとは考えられない選手だが何とフォァボールを選び満塁となった。そして大谷の打席、もし塁が空いていれば当然申告敬遠の場面だ。マンシーがフォアボールで出塁、そして申告敬遠ができない満塁の場面、まさに神様が大谷のために仕組んだような舞台だった。この場面で本塁打を放った大谷について、ロバーツ監督は「まさに物語だ。同じ夜に40本、40盗塁を達成する。過去にあったか知らないが、しかもグランドスラムでチームを勝利に導いた、彼は本当にドラマチックな男だ」と感服した。