ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

サイゼリヤ「お客様の給料が上がるまで値上げしません」。

イタリアンレストランチェーン「サイゼリヤ」、2024年8月期の中間決算で売上高は前年同期比24.8%増の1046億円と過去最高を記録、外食チェーン他社が軒並み値上げを実施する中、サイゼリヤは低価格を維持したまま集客力でも優位に立っている。上期の既存店の客数は前年同期比19.1%増、既存店売上高は同21.9%増と、業界では群を抜いて好調だ。そんな中サイゼリヤの創業者の正垣泰彦会長⬆に、総合情報サイト「プレジデントオンライン」がインフレ・円安の中でどこの企業も値上げしてるのにサイゼリヤが頑なに値上げをしないのはナゼなのか質問を行った。それに対する正垣会長の回答に注目だ。「それはね、すごく単純な話です。値上げはお客様のためにならないからです。ビジネスとはつまり、社会貢献だと思っているんですね。自分たちが儲けて、良い暮らしがしたいからビジネスをする、のではなく、世の中に困っている人がいて、その人たちの役に立ちたいからビジネスをする、そういう考え方をしています。インフレや円安で物価がどんどん上がっています。同時に給料も上がって皆さんの生活が楽になっていればいいのですが、数字から見ても皆さんの暮らしは苦しくなっている。こんな時に値上げはしません」。お客様の給料が上がってないから値上げしない、サイゼリヤのこの考え方は、客の事情など完全無視して一方的に値上げした多くの食品関連企業にとっては、耳の痛い話だろう。