元米国大統領のトランプ氏が、ペンシルバニア州の集会で演説中に何者かに突然銃撃され耳を押さえながら地面に倒れた。彼はすぐに武装した警備員に囲まれ、約1分間倒れたままだったが、その後立ち上がり、拳を空中に突き上げながら「ファイト」と叫んだ。1人の目撃者は事件後、「男が、クマのように、私たちの50フィート離れた隣の建物の屋根を這って上がっていくのに気づきました。シークレットサービスが納屋の上から私たちの方を見ていたので、私は屋根を指差して男が這い上がったのを知らせたが、次の瞬間、5発の銃声が鳴り響きました」とBBCニュースに語った。トランプ氏本人は、「ヒューという音と銃声が聞こえ、弾丸が皮膚を突き破るのを感じたので、何かおかしいとすぐに分かった。出血がひどく、何が起こっているのか分かった」と、自身のプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」への投稿で述べ、「米国シークレットサービスとすべての法執行機関の迅速な対応に感謝したい。何よりも、集会で亡くなった人の家族、そして重傷を負った別の人の家族に哀悼の意を表したい」と記している。バイデン氏の記憶の混乱、そして今回のトランプ氏銃撃事件、アメリカの大統領選挙はまさにカオス状態にあるように思われる。