ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「失敗は成功のもと」はウソだと証明するデータがコレ。

昔から「失敗は成功のもと」と言われているように、失敗は成功するためのステップになる、という考を多くの人々は固く信じている。しかし、アメリカ心理学会で発表された新しい研究によれば、失敗を経験することが成功を得るための一過程だというのは、楽観的な考えに過ぎないことがわかったという。米国ノースウェスタン大学の研究チームは、オンラインで募集した1800人以上の参加者を対象にした実験で、司法試験や教員免許など、専門職の認定試験に落ちた専門家の卵が再試験に合格する確率を予測してもらった。参加者らは再試験合格率を平均57.95%と予測し回答したが、実際の合格率は35%しかなかった。また、クイズの出題で、最初のクイズを間違えた回答者グループの人が次のクイズに正答する確率を予測してもらうと、86.05%の確率で2度目のクイズに正答するだろうと予測した。しかし、最初のクイズで不正解だった人が次のクイズに正答する確率は46.34%しか無かった。つまり、1度ミスを犯した人の半分以上はミスを繰り返しているのが現実なのだ。研究チームのウィンクラー教授は、この予測結果について「人は皆無意識に「失敗した人は過ちから学ぶはずだ」と思い込んでいるからではないかと考えられます。失敗したら次は成功するという思い込みは、現実世界では不幸な結果をもたらすことが多い事実を知っておくべきです」と語っている。