ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

ひろゆきはやはりバカだった。国民への円安還元は不可能。

元財務省高官で経済学者の高橋洋一氏がテレビ出演し「円安上等。1ドル=300円なら成長率20%」と発言、円安で日本政府に約40兆円の為替差益が生じているとして「政府が儲けた分を国民に還元すれば誰も文句を言わない」と話した。この発言にコメンテーターのひろゆき氏⬆が、1ドル300円で燃料費・肥料代、輸送費が2倍になるので農作物・水産物の価格は2倍。輸入品の価格は2倍以上。電気代も上がります。国内向けで働く人・公務員・年金受給者の手取りは変わらないので、実質的に半額で暮らす。ホントに学者?」と揶揄。SNSで「なんで  高橋氏が言った『政府が儲けた分を国民に還元する』という部分に触れないの?」と高橋氏の説明の前段をはしょったキリトリを指摘されると、ひろゆき氏は「物価が2倍になった場合には、現在の家計支出と同額の手当が出ればトントンです。日本の家計支出総額の280兆円が必要になります。2022年の外為特会評価益が6兆円。2023年は4.2兆円。全然足りないのは小学生でもわかります。」と彼らしいピント外れのリプライをした。経済学者高橋氏が言ったのは、総務省の2024年4月の家計調査で、前の年と比べて国民の消費支出が0.5% (1.4兆円)増えた分に対し、円安で生じた為替差益40兆円の一部を使って補填をするべき、という 小学生でも分かる話なのだが、それを理解できずにド素人の経済へ理屈を論じるひろゆきは、やはり頭が悪いのだ。