エンゼルス大谷翔平投手がガーディアンズ戦に「3番・DH」でスタメン出場、5回の第3打席に打撃妨害で出塁した。今季の大谷の「打撃妨害」による出塁は、これでなんと5度目。ハイペースで起きており、年間ペースならMLB新記録となる20回を超えそうだ。捕手のミットにバットの先端が当たって起こる打撃妨害⬆。その原因は、今季の大谷は飛距離を伸ばすことに主眼を置き、昨季までの33.5インチ(約85センチ)に代えて34.5インチ(約88センチ)と3cmも長いバットを使ってるために起こるのでは?と言われているが、実はそうではないと前ヤンキース監督で、現役時代は捕手だったジョー・ジラルディ氏が米スポーツ専門誌「スポーティング・ニューズ」で解説している。「捕手は際どいコースをストライクと判定してもらうため、なるべく早く捕球しようとするものです。ストライクゾーンを外れる前に捕球すれば、カウントを稼げる可能性が高まりますから。相手が(大谷のような)強打者であればあるほど、捕手はなおさら打ち取ろうとして前方(投手)寄りにミットを構えるものです」という。しかし、身長193センチの大谷はリーチも82cmと長いため、低めや外角など体から遠いコースに対してもよくバットが伸びて本塁打にしているのも事実。これがたまたまキャッチャーのミット方向に伸びて「打撃妨害」を引き起こしているとも考えられる。大谷選手の長すぎるリーチのせいなのか、大谷の強打を恐れて捕手が前方よりにミットを構えてるせいなのか、これからも大谷選手の「打撃妨害」は頻発し続けるかもしれない(笑)