ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

Queen、ライブで観客に歌われるのがイヤだった。

イギリスを代表するロックバンドQueen(クィーン)。「ウィアー・ザ・チャンピオン」や「ボヘミアン・ラプソディ」などQueenの人気を世界的なものにしたメインボーカルのフレディ・マーキュリー⬆が亡くなってすでに32年が経過した。そのQueenのリーダーであるブライアン・メイが、音楽雑誌「トータルギター」のインタビューで、ヴォーカルを務めたフレディ・マーキュリーも自分もライブ会場で「観客が自分たちの歌に合わせて歌うことに最初はイラだっていた」と告白した。「フレディも私もこう思っていたよ『皆ただ聴いてくれ。一生懸命作ったものだから、ただ聴いてくれるだけでいいんだ!』ってね。けど彼らは(一緒に歌うことを)止めなかったけどね。始めの頃は、自分たちのコンサートでこう思ったものさ『何でこいつらは歌わずに聴くことができないんだろう?』ってね」。しかし1970年代にイングランドのミッドランズで「ウィー・ウィル・ロック・ユー」を歌った際に、考え方が変わった。「ビングリー・ホールの夜だった。ステージから降りてメンバー全員が驚きの目だった。観客らの歌が凄まじかったからね。フレディに言ったよ『このことに抵抗せず賛同するべきだ。このエネルギーを利用した方がいい』ってね。やってみる価値があるって私とフレディの考えが一致したんだ」。そして、いま英国や日本のサッカー場にこだまし続ける「ウィアー・ザ・チャンピオン」の大合唱。これこそがQueenの歌の最大の魅力だろう。