ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

無神論者が多い日本人、なぜ「初詣」をするのか。

日本人のほとんどは「無宗教」なのに、新しい年が明けると国民の8割以上が神社仏閣に「初詣」するのは一体なぜなんだろうか。「初詣」という言葉が世に出たのは、意外にも新しく1885年(明治18年)の新聞『万朝報』の記事に川崎大師への正月参詣を指す言葉として登場したのが初めてだという。明治時代、鉄道網の発達に伴い、神奈川の川崎大師や千葉の成田山新勝寺など都市部から郊外・遠方の社寺にもアクセスが容易となり、関東のみならず関西方面でも国鉄を始め。競合する鉄道会社間では有名な神社仏閣への正月の参詣客を誘引するために宣伝合戦とサービス競争が行われるようになり、「初詣」という言葉がひんぱんに使われたため、大正時代以後は「初詣」が年中行事の言葉として全国の庶民の間に定着するようになったのだという。しかし、「無宗教」でありながらなぜ正月にわざわざ神社仏閣にお参りするのだろうか。この心理について、かつて放送作家で作詞家の永六輔氏が、「日本人がクリスマスから、除夜の鐘、初詣までを行う行為は、キリスト教、仏教、 神道の、いわゆる 宗教儀式のはしごだ」、と言ったが、「無宗教」がほとんどのニッポン人は、年末年始の楽しい宗教イベントのはしごのひとつとして「初詣」をしている、というのが一番の正解なのかもしれない(笑)あなたも「初詣」のイベントに出掛けましたか?