ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

世界が首を傾げる「ナゼ日本だけ物価上昇が低いんだ」。

いま、アメリカやイギリスを始め世界中で激しいインフレ(物価上昇)が続いている。例えば、日本の「ビッグマックセット」690円がアメリカでは1254円(9.29米ドル)と日本の1.8倍の価格にまで上昇している。そんな中、国際機関「世界経済フォーラム」は、「なぜ日本のインフレ率はここまで低く抑えられているのか?」⬆と題した記事を配信、G7 各国の8月消費者物価指数(CPI)上昇率を比較した数字を示している。それによると、アメリカ:8.3%、カナダ:7%、フランス:5.9%、ドイツ:7.9%、イタリア:8.4%、イギリス:9.9%なのに対して日本の物価上昇率はわずか2.8%にとどまっているからだ。記事では、日本の低インフレの主要な理由として、「物価上昇を抑制出来る国家的な規制がある」点と「コロナ禍に経済活動の制限の解除を緩やかに行ったため、需要の増加が他の多くの国とずれた」点を、「may be(おそらく)」と確証がない形で解説している。この記事に対するSNSでの海外の反応、「日銀が通貨供給量を倍増させなかったからだよ。メディアはその事に気付いてないようだがね」「日本社会が高齢化して、人口が減少してるのも一因。だから成長が見込めず、商品に対する需要が不足してる。需要がないからインフレがないんだ」「今インフレに苦しんでる国と比較すると、刷ったお金の量が少ないってのはあると思う」「日本は外国の銀行や国からお金を借りない。自分たちだけでなんとかやって行けるんだ。他国に縛られてないという事実は、大きいと思うね」。要するに、日本はG7の中で、価格上昇(インフレ)を抑制する「力」を持った「唯一の国」と言うことになるようだ。