ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

宇宙船が小惑星体当たりで地球を救うNASAの実験、大成功。

6600万年前、直径10キロメートルの小惑星が地球に衝突し、生物の75パーセントが死滅した⬆。衝突したのは現在のメキシコのユカタン半島付近で、高さ1500メートルを超える津波や大規模な山火事を引き起こし、海は瞬時に酸性化し、大量の硫黄が放出され、太陽光を遮り、地球は、やがて凍りつき恐竜など陸上生物を死滅させた。小惑星の地球への衝突は人類の破滅をもたらす。2022年9月、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、小惑星に宇宙船をぶつけて「地球に衝突しそうな小惑星や彗星(すいせい)の軌道をずらす」ことが出来るか、を実証するミッションを実行した。ミッションでは冷蔵庫サイズの無人宇宙船「DART」を飛ばし、地球に近い小惑星のディディモスを周回する直径約170mの衛星ディモルフォスに衝突させ、軌道を変える実験を行った。9月26日、宇宙船DARTは見事にディモルフォスと衝突、データ解析の結果、NASAは、10月11日に「DARTがディモルフォスの軌道を変えることに成功した」と発表した。小惑星ディモルフォスの「周回時間を1分13秒以上変えること」が実験の目標だったが、周回時間を32分も大幅に短縮させたのだ。NASAのビル・ネルソン長官は、「私たちには、故郷である地球を守る責任があります。NASAは、自らが真剣に地球の防衛者となろうとしていることを証明しました。これは惑星防衛と全人類にとっての分岐点となる瞬間でした」とその喜びを語った。これで、人類は「氷河期」を免れることが出来そうだ。