ノーネクタイのMy Way

ネクタイを外したら、忙しかった時計の針の回転がゆっくりと回り始めて、草むらの虫の音や夕焼けの美しさ金木犀の香りなどにふと気付かされる人間らしい五感が戻ってきたような感じがします。「人間らしく生きようや人間なのだから」そんな想いを込めてMywayメッセージを日々綴って行こうと思っています。

「私を野球に連れてって」作詞・作曲者は何と野球オンチ。

アメリカのメジャーリーグの試合で、7回表終了時に観客が歌うTake Me Out to the Ball Game(私を野球に連れてって)⬆。スタンドの観客は立ち上がって歌を歌い、同時に背伸びなど軽い運動をして観戦で固まった身体をほぐす。これをSeventh inning stretch(セブンスイニングストレッチ)と呼んでいる。この「セブンスイニングストレッチ」の由来は、1910年のア・リーグ開幕試合セネタース対アスレチックス戦で、タフト大統領が7回の攻撃時に背伸びをして立ち上がったのを見て、ファンがそれをまねて「私を野球に連れてって」を歌ったのが始まりとされる。この曲は1908年作詞者のジャック・ノーワースと、作曲者のアルバート・フォン・ティルザーによって作られた。歌詞の内容はケイシーという野球好きな女性が、彼氏からのショー観劇の誘いを断って「野球場に連れてって」と頼むというもの。歌詞の中には、当時のアメリカの野球場で販売されていたクラッカー・ジャックというスナック菓子と、ピーナッツが登場する。この歌詞は、作詞者のノーワースが野球試合開催の広告をNYの地下鉄車内で見かけ、野球場の最寄り駅に到着するまでの間に思いつきで作詞したという。この曲を作った時、作詞・作曲した2人とも野球の試合を1度も見たことはなく、ティルザーは野球のルールさえほとんど知らなかった。作曲者ティルザーが初めて野球観戦に出かけたのは、作曲してから20年後の1928年だったというから驚きだ(笑)